第四部『CHILD'S PLAY 〜邪神暗躍ッ!闇に囚われた少女を救え!だゾ〜』
第15話「何もしなかったらヤバイことになるって分かっていて、それでも何もしないでやっぱりその通りになっちゃうのは怖い」
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ぐな瞳で見つめて。
「何だ?ライカさん」
「私がアリスンちゃんを説得します」
・・・What?
「ライカさん、何いってんのか分かってんのか?オラならいいけどライカさんが喰らったらひとたまりも・・・」
「分かってるわ。だけど、私はアリスンちゃんの保護者なの。だからあの子を助ける義務がある」
「だけど無茶をするなって・・・あっ!おいっ!!!」
オラの手を解き、アリスンの元へと向かっていくライカさん。すぐにでも飛び出したいが・・・、アリスンを刺激しかねない。
仕方がないのでいつでも飛び出せるようにひまわりと共に身構えた状態で見守る事にした。
「アリスンちゃん。一緒におうちに帰りましょ?」
「嫌ァァァァァァァァァァァ!!!」
「っ・・・!」
衝撃波によって、ライカさんの頬が裂け、血が流れる。
「「ライカさんッ!!」」
「大丈夫・・・大丈夫だから、神之介ちゃんとひまわりちゃんは下がってて」
ライカさんは笑顔で振り返り、そう言った。
そして再びアリスンへと向き直る。
優しく手を差し伸べ、ゆっくり歩み寄りながら、アリスンに語りかける。
「嫌ァアァァァ・・・嫌だよォォォォォォ!」
「ジョージもコリンも、ちゃんと反省して、アリスンちゃんを待ってるよ?だからもう、機嫌直そう? ね?」
「嫌ァァァァァァァァァァッ!」
ライカさんの優しい呼びかけも、アリスンは泣き叫び、ただ首をいやいやと振り続けるだけで、届いていないようだった。
またしても衝撃波が放たれ、ライカさんの服の裾を引き裂いた。
「お兄ちゃんッ!!!」
・・・もう見てられねぇ!たまらず飛び出そうとした。が・・・そんなオラをライカさんは手で制した。
衝撃波はもう何度もライカさんを掠めている。
けど、ライカさんは決して歩み寄ることを止めず、アリスンに優しく微笑みかける。
「私は知ってるよ。アリスンちゃんは、本気で誰かを傷つけようとする子じゃない。優しい子だって。さっきのだって、怖くて取り乱してただけ・・・」
「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」
アリスンの魔力が一気に膨れ上がる。今度こそ、コレはマズイ!オラはひまわりに目で合図をするとライカさんを避難させようと飛び出そうとして・・・止まった。
ライカさんが、アリスンを、そっと抱き締めたからだ。
「あっ・・・」
「大丈夫よ、アリスンちゃん・・・もう、大丈夫よ・・・」
囁きかけるライカさんの声に、暴走しようとしていたアリスンの魔力が、ゆっくりと霧散していくのが分かる。
そして。
「ひっく・・・えぐっ・・・うぇぇぇ・・・うわあああああああああん!」
安心したのか、アリスンはさっきまでとは違う様子で泣き出した。ライカさんはそんなアリスンを抱き
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