プロローグ
[5/7]
[1]次 [9]前 最後 最初
アメリカはしばらくそれに係り切りになるか」
「『アベンジャーズ』の管轄下の『ベンタラ』も同様に忙殺されるわけだな」
「日本からも人員を派遣した方が良くないか?」
「それは大丈夫だろう。まだ救援要請が来ないということは、向こうで対処できているということじゃないか?」
「静粛に!皆様の懸念は最もですが、アメリカは問題ないということで保留させていただきます」
アメリカの現状報告から脱線しかけた会議を立て直したウェイバーは、咳払いをして会議を進行させていく。
「まず、各々方からの報告だ。『光の国』から順に頼みます」
「了解した。私達からの報告だが、スパークドールズらしき反応が確認された。この結論の根拠だが、未知のエネルギーが感知された地域を衛星で確認したところ、その地域にある山中でウルトラマンと怪獣が戦闘していた。詳しい調査はこれからだが、戦闘していたウルトラマンがギンガだったため、スパークドールズがある可能性は高いだろう。以上だ」
「続いて『立花レーシング』からだ。都心を中心にロイミュードの活動が活発化しているが、重加速状態でも問題ないカブト系のライダーとドライブで対処しているところだ。それと、先日襲来したメガヘクスだがまだ活動を続けている個体がいる可能性があるため、警戒をお願いしたい」
「『番犬所』からは特にないな。強いて報告するなら、ゼドムの分体の塚が全て発見できていないため、引き続き調査中だ」
「『地球防衛軍』からも特にない。例のゴジラの封印も問題なしだ。ただ、レジェンダリー版のゴジラらしき生物を記した文献を発見したため、真偽の検証中だ」
「『蒼き艦隊』はいつもどおりだ。相変わらず、深海棲艦は湧き続けて発見次第撃破の繰り返しだ。出現地域が固定されているのも謎だ。それと、マラリア海溝の亀裂も再びKAIJUが出てくる兆候は見られない。『パシフィック・リム』は当分先だろう」
「『聖堂教会』からは、冬木市で邪神の落とし仔を多数確認されるようになったことだ。これは、原作の開始時期だからだと予想される。実際、先日も討伐の報告があった。後は、今日の重要課題に被るので割愛する」
「『魔術協会』からとしては、ルーマニアにあった大聖杯の解体が完全に完了したことだな。これで、『Apocrypha』は終結したと見て間違いないだろう。それでは、これより本日の重要事項の件に移りたいが異論がある者は?」
一度言葉を区切り、議場を見渡すウェイバーだが異論を出す者はいなかった。
「ではこれより、重要事項の采配に移る。予め通達した通り、第何号か数えるのが億劫になるほど聖杯を解体してきた我らだが、また新たに聖杯出現を感知した。情報源は例のルーラーであり、ニセイ殿のご子息にも確認を取ったため間違いないと判断し、調査した結果、出現場所の特定に至った。
[1]次 [9]前 最後 最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ