暁 〜小説投稿サイト〜
ひねくれヒーロー
あらゆる過去を締め出せ
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い忍任務が終われば、事務任務も引き受けているらしい


どうせイカリと仕事合わせてるんだろうな




シカマルはそんな2人を見ながら適度にサボりつつ事務やら上忍の援護やら色々しているらしい

直接会わないから噂程度しか聞けない




あと、シナイ先生

受け持ちの生徒が2人昇進し、もう1(オレのこと)は表向き長期入院ということでただの上忍として任務に出ている

外交専門忍者として、月の国やら鬼の国やら雪の国やら鉄の国やらへ行ったり来たり・・・

カタパルト乱用して移動距離を稼いでいるため、他人より交通費がかからないんだと自慢された

・・・アンタパシらされてるだけじゃないの?

そう呟こうとした瞬間、見舞いに来てくれていたカカシとガイ先生に口を防がれた

言ってはいけないことだったらしい



最後に、オレのこと


オレは表向き長期入院患者として木の葉病院に入院している

修行以外はずっと病室に閉じこもっているのだ


こんなに元気なのにな! おっと吐血吐血・・・


病室の前に面会謝絶の札がかかっていれば、修行中

面会OKの札がかかっていれば、休暇中


オレの体の弱さは大体の奴が知っている

面会謝絶ぐらいなら、体調が悪化したんだなーぐらいで皆帰ってくれるのがなんか悲しい


それもこれも、ねたみコンと鶸茶の存在を匂わせないようにという配慮

虚弱体質が根に、暗部なんかに入るわけがないという先入観

ねたみコンは入院しているという思い込み

それらが合わさって、”鶸茶”に”ねたみコン”との関係を聞き出してくる輩はいない


演習場で、たまたま出会ったチョウジが何やら考え込んでいた時はビビりました

バレたら面倒だなーと思っていると、そのまま立ち去った

チョウジってなんか妙に鋭い時があるから怖いわ・・・



「何考えてるの?」



先輩達との組み手を終えたサイが、座り込んで眺めていたオレに話しかける

一度オレの罠にはまってから、超獣戯画の術だけでなく体術に磨きをかけている

一応ペアを組んでいるのだから、組み手ぐらい相手になるのにな

わざわざ先輩に頼まなくても良いのに


「・・・別に」


立ちあがって給湯室へ行く

サイの組み手が終わったら、毒の講義をしてもらう約束だ

茶菓子ぐらい用意すべきだ


「あ、待ってよ鶸茶」

「・・・待ってろ、すぐ戻る」

「分かったよ」


素直に言うことを聞いてくれるのは良いけれど・・・

サイってもしかして監視役なんじゃないかって思うほどひっついてくる

常時背後に居られると遣り辛い


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