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NARUTO うずまき兄妹伝~天の書~
No.1過去へ
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死に走りあえて遠回りをし近くの公園に逃げ込んだ。そろそろ皆帰る時間のため公園には二人しかいない。
「俺を舐めるな!!」
さっきまいたはずの男がすぐ後ろにいた。
「少年よ俺はただお前たちと話がしたいだけだ」
「俺達はお前なんかと話すこと何でないってばさ!!」
「なら少年よもしお前達の両親の事といったら聞くのか?」
目の前にいる男の言葉に二人は耳を疑う。今この男はずっと調べていた。両親の事を教えてくれる、と言っている。
「おじちゃん名前は?」
「あえてなのるなら死に遅れた亡霊と名乗っておこう。」
そう言うと男は二人の両親について語り始める。
「お前たちの父の名はうずまきナルト・・・今の七代目火影だ。母はうずまきヒナタだ」
二人とも名前は聞いている。忍界の英雄でいくつもの昔話や伝説に名前が載っている。
「その二人って・・・昔話の・・・」
「知っているか・・・なら話は早い『十尾と英雄の子』という昔話を知っているか?」
もちろん知っている。ボルトとヒマワリが好きな昔話だ。内容は、昔喧嘩ばかりしていた五つの里が大きな厄災十尾に皆で協力して立ち向かうというものだ。ナルトはその中でピンチに陥ったみんなを導いて十尾を封印したと描かれている。実はこの物語は実在した出来事でありしかも十数年前の出来事であることをボルトは知っていた。だからこそこの男は何が言いたいのかが分からなかった。
「・・・その物語がどうしたんだってばさ?」
「かつて六道仙人はいつ、どうやって死ぬか、それは生まれた時から決まっていてその部分だけを運命だと説いた。その運命は決して変えられない。しかし時間が経つにつれて運命は人の一生で頑張れば変えられると変わってきた。変えられぬ運命・・お前たちの両親はその運命をねじ曲げられ殺された」
ボルトはともかくヒマワリは頭がついて行ってないようだ。
「両親は死ぬはずのない時間で死んだ・・その二人を助けたいならサスケの元を尋ねろ」
そう告げると男はその場から音もなく消えた。

「・・・そうか」
ボルトとヒマワリは話の後サスケのもとに行き謎の男から告げられたことを伝える。最後まで聞いた後サスケは懐から巻物を取り出すとその場に広げた。
「これには俺が十二年探し続けたとある術が書かれている」
「術?」
「時空・反転の法・・簡単に言えばタイムスリップだ。この術を使えば過去に行きナルトとヒナタを助けられる。今いる未来をちゃんとした未来に書き換えることでな」
今いる未来をちゃんとした未来に書き換える・・つまり歴史を変え二人が生きているーー恐らくサスケや謎の男からしたらそれこそが正史なのだろうーー未来を作る事が両親を助けることだろう。なら話は早い過去に行ってちゃんとした歴史に書き換える。
「二人共覚悟は決まったようだな・・二日後に過去に出発
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