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問題児たちと1人の剣士が来るそうですよ?
フォレス・ガロとノーネーム
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の女子供を攫って脅迫し、ゲームに乗らざるおえない状況に追い込み……」

「あら、野蛮ね」

「各コミュニティから数人ずつ子供を人質にとってある」

「それで、その子供達は?」

「もう、殺した」

その場の空気が瞬時に凍りついた。ジンも、春日部も飛鳥でさえも耳を疑い思考を停止させた。その中で荒谷は頭を抱え、ある言葉を思い出した。

『もう殺したよ』

俺は思い出しくない事を思い出してしまい、怒りがこみ上げて来た。

「テメェ……もういっぺん言ってみろ!!!」

俺はガルドの胸ぐらを掴み怒りをぶつけた。

「ちょ、荒谷君!落ち着いて!!とりあえず()()()()()!!」

飛鳥の力が働き俺はその場に座り身動きが出来なくなった。


「怒る気持ちはわかるわ。でも、とりあえず私の質問が終わるまで座っておいて」

「あ、あぁ……すまない……」

そんな中、ガルドは話すのをやめることなく、

「初めてガキどもを連れて来た日、泣き声が頭にきて思わず殺した。それ以降は自重しようと思ったが父が恋しい母が愛しいと泣くのでやっぱりイライラして殺した。それ以降、連れて来たガキは全部まとめてその日のうちにしまうすることにした。けど、身内のコミュニティの人間を殺せば組織に亀裂が入る。だから始末したガキの遺体は証拠が残らないよう……」

黙れ!(・・・)

ガチン、とさっきより力強い感じだった。

「素晴らしいわ。ここまで絵に描いたような外道とはそうそう出会えなくてよエセ紳士さん」

飛鳥は指をパチンと鳴らす。それが合図だったのだろう。ガルドを縛り付けていた力が消え同時に俺も自由が戻る。

「こ、この小娘がァァァ!!」

ガルドは怒り狂い雄叫びとともに虎に変わった。どうやら彼のギフトは人狼などに近いものなのだろう。

俺は体が自由になったのを感じ、ガルドが飛鳥に飛びかかってきたのをガルドの腹に一発、渾身の拳をお見舞いした。

「……ガハッ!!こ、この……」

「へぇー?この攻撃を耐えれるなんてすごいなあんた。普通は気絶するもんだけどな」

「喧嘩はダメ」

その後、春日部がガルドを抑え込み身動きが取れないようにした。

「なぁジン。こいつを裁くことはできるか?」

「厳しいです。今の証言では証拠というのも難しいですし。裁かれるまでに彼が箱庭の外に逃げ出してしまえば、それまでです」

「チッ!」

「荒谷君、一つ方法はあるわよ」

え?と首をかしげた。

「さて、ガルドさん。ここで貴方には二つの選択肢があるわ。一つはここにいる全員を殺して口封じを図るか。もうひとつは法の手が届かないとこまで逃げ延びるか。どちらにしても貴方の
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