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大陸の妖精
さよなら
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ってきたなルーシィ」


ルーシィ「何も告げず家を出て申し訳ありませんでした、それについては深く反省しております」


ジュード「賢明な判断だ、あのままお前があのギルドにいたのなら、私はあのギルドを金と権威の力をもって潰さねばならないトコだった」


偉そうな口ぶりでそう話すジュード

ルーシィはうつむき、ジュードの話を黙って聞いていた



ジュード「やっと大人になったなルーシィ、身勝手な行動が周りにどれだけの迷惑をかけるのかいい教訓になったであろう」


ルーシィ「・・・・・」


ジュード「お前はハートフィリアの娘だ、住む世界が違うんだよ・・・今回お前を連れ戻したのは他でもない、縁談がまとまったからだ」


ルーシィ「!!」


ジュード「ジュレネール家の御曹司であるサワルー公爵、以前からお前に興味があると言ってただろう」


ルーシィ「・・・言ってましたね」


ジュード「ジュレネール家との婚姻によりハートフィリア鉄道は南方進出の地盤を築ける、これは我々の未来にとって意味のある結婚となるのだ」


ジュードの言葉を黙って聞いていたルーシィは拳を握りしめる



ジュード「そしてお前にはハートフィリアの跡継ぎとして男子を産んでもらう・・・話は以上だ、部屋に戻りなさい」


ルーシィ「・・・―――」


背を向けたジュードに対しルーシィが何かを言いかけたその時




アルト「ルーシィィイ!!!!」


扉を勢いよく開けたアルトが部屋に入り込んできた



ジュード「!!」


ルーシィ「えっ!?アルトォ!!?」


見るとアルトの恰好はボロボロで、大量の汗により服がその身に張り付いていた



ジュード「な、なんだ貴様は!!」


アルト「フェアリーテイルのアルトレア・ウィルダントだ、ルーシィを迎えに来た!」


ルーシィ「えっ・・・迎えにって・・・!?」


アルト「書き置き見たぞルーシィ、どういうつもりなんだ!?」


慌ててルーシィに詰め寄って問うアルト



アルト「お前がこの家に戻りたくなったって事なら別に止めやしない!だけど居たくない家に無理に戻る必要はないって言ったろ!!」


ルーシィ「ちょっ・・・アルト、ひとまず落ち着いて!!」


アルト「これが落ち着いてられるかぁ!!おい、アンタがルーシィの父親だなぁ!?」


ジュード「!!」


アルトは感情の矛先をジュードに向ける



アルト「あんたなァ、もうちょっと自分の娘の事考えたらどうなんだよ!?」


ジュード「お・・大きなお世話だ!ルーシィと私は親子だ、他人の貴様が口をはさむな
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