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Ghost trick
鏡の国のアリス

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「ようこそ、旅の皆さん!今日は存分に楽しんで下さい」

ルフィ「うおぉ!旨そう!!」

用意された料理や酒の数々、踊り子達のショー等、彼等を満足させる物は全て揃っていた。

ロー「(コイツ等…俺達に対して警戒心がまるで無い)」

そんな中、酒を飲みながら国民達の様子を伺うロー。

ロー「(これも死神屋の何等かの作戦なのか…?)」

と、一時も警戒心を緩めない彼の頭の中は、ムウマの事で一杯だった。

?「ねぇ。お兄ちゃん達どっから来たのぉ?」

ルフィ「んあ?誰だお前?」

アリス「僕はアリス。ヨロシクね。お兄ちゃん」

アリスと名乗り出たのは、10歳位の幼い女の子だった。

ルフィ「俺はルフィ。海賊王になる男だ!!」

アリス「ハハハッ(笑)僕、お兄ちゃんみたいな人大好きだよ♪」

無邪気に笑う少女や周りで歓迎する国民達に、彼等は少しずつ心を開いていった。

ウソップ「なぁアリス。俺達、黒いコートを着た、ムウマって女を探してるんだが知らねぇか?」

宴が終わり、用意された宿泊場所を案内される一行。

アリス「う〜ん。黒いコートかぁ。見た事無いなぁ〜」

ロー「なら、最近何か変わった事は無かったか?」

アリス「それなら、メシア様が新しい住人が増えたって言ってたよ!」

スモーカー「新しい、住人?」

と、彼の質問の答えを聞いた一行に、一つの疑いが生まれた。

アリス「着いたよ」

そして、到着した宿泊場所を目の前にした。

アリス「困った事があったら、メシア様に聞くと良いよ」

キッド「何処に居んだよ?」

アリス「あそこだよ」

少女の指を指す方に目を向けると、大きな王宮が見えた。

ロー「(彼処に死神屋が居るのか…?)」

アリス「じゃあね、お兄ちゃん!」

少女と別れた一行は、宿泊場に入り、短い夜を過ごした。

to be continued


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