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遊戯王ARCーX 〜波瀾万丈、HERO使い少女の転生記〜
十話 乱入です。
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域に謎の悲鳴が響き渡ったとかないとか。
◆◇◆
「いや〜、スッキリした」
優希は清々しい笑顔をし、真澄と柚子の二人は互いに支え合い、よろよろと戻ってくる。優希の禁じ手は意外にも同じ場所に居た柚子にも影響が出ていたらしい。
そして、デェエルスペースから戻って来るのを確認すると子供達含め遊勝塾の面々が労いの言葉を言うために駆け寄る。……柚子に。
え、私は?私には、お疲れの一言もないんかい!
『まぁ、あんな戦い方見せられたら誰だって近寄りたくなくなりますよ。
けど、私は何時だって優希さんのお側に居ますからね。希望するなら、お風呂の時や寝る時だって……」
頬を若干赤らめ、いやんいやんと体をくねらせるデスガイド。
最早重症過ぎて私には手がつけられない。
デスガイドを華麗にスルーしつつ、ある事を思い出す。
そーいや、今って塾対抗マッチ戦なんだっけ?私、乱入しちゃって大丈夫なのかな?ま、必要なら私が相手を伸せばいいだけだし……多分。
チラリと視線を互いの塾の責任者二人の方へと向けると絶賛審議中だった。
元々、ルールは先に二勝したほうが勝ち。
そして、私がここに到着する前に遊矢が北斗を倒しており、一勝あげており、ますみんが柚子をワンキルし、これで同点。本来なら、次の試合が行われる予定だったのだが、そこに現れた私の言うイレギュラー。しかも、私が勝ってしまったため、遊勝塾が先に二勝をあげてしまったのだ。
ここで負けを認めるか、勝敗を有耶無耶にしておけば、LDSの風評被害も少ないのに……。と私的に思うのだが、勝てば遊勝塾を手に入れられるようでヤッケになってもう一戦やろうとしているピンク頭。
「この勝負、そちらに譲ってもいいのでは……理事長?」
あーだこーだと大人二人が言い合う中、物陰からフードを目深に被った人物が姿を見せる。そして、フードを取ると私が最も会いたくない人物がそこにいた。
「「「しゃ、社長!?」」」
「れ、零児さん!?どうして、ここに!それに、どういうことですか!?」
LDS生徒三人と理事長がおっかなびっくりと声をあげる。
私と一瞬だけ目が合うとすぐに理事長の方へと戻し、ごにょごにょと話し始める。
「沢渡シンゴが犯人は榊遊矢ではなく、それに似たそっくりな奴だと証言を訂正したので。それにもう一戦デュエルをして負ければ、遊勝塾に負けたとLDSの信用に傷が付く可能性もあります。なので、このまま有耶無耶にしたほうがいいと思ったので……。」
「……そ、そうね」
と、周りに聞こえないようにやりとりをする。
そして、話は終わったらしく社長は再びこちらに向き直る。
「この勝負、勝ちはそちらに譲ろう。」
「っ!?ゆ、譲るって……なんでそんな上から!先に二
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