暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
0857話
[2/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
由でいずれも少数ずつしか買われていない。
 BETA相手の実戦証明がされれば、ある程度纏まって買う事にはなるんだろうが。
 現在、それを見越してシャドウミラーの倉庫にはマクロス世界のアサルトナイフ、SEED世界の重斬刀、リニアガン・タンク。少し気が早いがストライクダガーがある程度纏まった数仕舞い込まれている。
 ああ、それと兵器の目玉でもあるガン・ルゥはかなりの数が存在しているな。
 何しろ異世界間貿易の協定で、兵器の類を売ったりするのは一応禁止されている。今回はマブラヴ世界の危機って事で特例的にシャドウミラーが間に入っているが。
 ちなみにダガーLも少量ではあるが量産している。これは恐らくストライクダガーの上位互換機として売り出される事になるだろう。
 精鋭部隊とかその辺に売れるといいなぁ……と思っている。
 とにかく、そんな状態の中で俺の姿はBETAを引き取る為に無人島に作られている港にあった。
 メギロートやイルメヤ、量産型Wの活躍もあって既に港は8割方は完成している。いつでもBETAの受け入れは可能となっており、今回俺がこの港に出向いている件が港の使用第1号となるだろう。
 ……もっとも、今回の件は秘密裏な取引だから、表向きは無かった事になるんだが。

「アクセル、来たわよ」

 俺の隣でレモンが港に近づいてくる貨物船へと視線を向けて呟く。
 レモン自体はそれ程今回の件について乗り気ではなかったのだが、さすがに技術者が1人もいないというのは色々と不味いので来て貰ったのだ。
 取引自体はともかく、取引の相手にはレモンも多少興味を持っていたっぽいしな。

「アクセル代表、貨物船から連絡です。接岸して荷物の搬出を行っても構わないかと」

 量産型Wからの言葉に、短く頷きを返す。
 すると貨物船が港へと接岸し、早速とばかりに貨物室が開かれてその中が露わになる。
 貨物室の中で待機している機体を目にして、思わず小さく驚く。
 その戦術機は、外見から考えると基になったのはF-4だろう。だが、随分と大規模な改造をされており、既に半ば別の機種と言っても構わない程に姿は変わっている。
 F-4は装甲を重視されている機体だが、あの機体はどちらかと言えば運動性を重視しているらしい。
 第1世代のF-4をああいう風に改造するとはな。
 赤いF-4の改造機を見ながら感心していると、近くにいる量産型Wが口を開く。

「搬入を開始するとの事です」

 改めて述べられたその言葉に再度頷き、視線を貨物船へと向ける。
 まず最初に貨物室の中に待機していたF-4の改造機が港へと出てきた。
 先頭を赤いF-4が歩き、その後に白と黒という色違いの機体が姿を現す。

「へぇ、あの機体が瑞鶴ね。日本帝国も斯衛を寄越すなんて。城内省
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ