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グランバニアは概ね平和……(リュカ伝その3.5えくすとらバージョン)
第13話:偶には休暇も必要だ
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お礼を言う。
「お前、今僕の事を殴ろうとしてたろ」
バレバレの俺の行動を笑いながら指摘するリュカさんは最高に格好いい!
現金な奴だと言われても構わない。
娘には色々プレゼントするリュカさんが、息子に……しかも義理の息子に、こんな高価なプレゼントをするなんて予想外だったのだ!
「流石、陛下がお側に置く人材ですな……彼女が2人も居られるとは(笑)」
俺が嬉しくてチケットを凝視してると、社長さんが笑いながらからかってきた。
王族でもない者が二股なんて問題なのだろう……やっぱり。
「本当だよね。彼女が2人も居るなんて背徳の極みだよね(笑)」
「お前が言うな! 俺はたった2人じゃねーか! お前は何人居るんだよ!?」
嬉しさからなのか、リュカさんの突飛なボケからなのか、思わず何時もの口調でツッコんでしまった。
「僕は妻が1人だけですよぉ!」
「いけしゃあしゃあと……愛人が世界中に居るだろが! 異世界にも過去にまでも居るだろが!」
俺のツッコミを受け、目の前のスケコマシは「イェ〜イ」と両手でサムズアップシ戯けてみせる。
それを見た客人2人は大笑い。
どうやら話の分かる方々の様だ。
まぁ、そうでないとリュカさんと交渉は出来ないだろうからね。
「まぁいいや。そんな事より、僕からの用事は以上だからチケットの事を彼女等に報告してこいよ。お前以外には言ってないから、聞いたら2人とも喜ぶぞ」
言われて我に返り、また嬉しさが溢れ出す!
即座に立ち上がり出て行こうとしたが、慌てて振り返り「あ、失礼します!」とお客に頭を下げて節度を守る。手遅れっぽいけど……
お二人は「構いませんよ」と優しく仰ってくれた。商売人だけど、リュカさんが優しく接してる理由が解るよ。
その日の仕事はあったのだが、すっかり忘れてマリーとリューノに報告しちゃいました。
そしてそのままベッドイン?
久しぶりに
凄
(
すげ
)
ーハッスルして、翌朝出仕……
溜まりまくった仕事を前に、吐き気を催してきた俺。
ユニさんからは“仕事サボって女と乱交してたのかキサマは!?”ってオーラが出まくってました。
“お前の敬愛するリュカさんも、同じ事をやってんだよ!”って言いたかったけど、仕事が忙しすぎて言う暇がありませんでした。
バカンスまであと1ヶ月……
絶対に仕事を片付けてやる!
ウルフSIDE END
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