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遊戯王デュエルモンスターズ 〜風神竜の輝き〜
第2章 風神竜と謎の男
第7話 フレスヴェルク・ドラゴンの謎
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は、このターン攻撃宣言できない。

「こいつはいいな。風属性主体の俺のデッキにもマッチしてるし、レベル7だから出しやすそうだ」
「やっ、遊雅。いいモンスターは見つかった?」

丁度、何枚かのカードを手に持った亜璃沙と共に、秋弥が遊雅の元へやって来た。

「ああ。いいカードを見つけたぜ。こいつがいれば、フレスヴェルクがいなくてもある程度戦えそうだ」
「よかったわね、私の方もいいカードが何枚か見つかったわ」
「亜璃沙もシンクロモンスター買ってみたらどうだ?」
「私はいいわ。楠田先生から頂いたモンスターが十分強そうだったし」
「そっか。秋弥は?」
「あー、実を言うとね、ジュラックのシンクロモンスターって3体しかいないんだけど、僕はもう3体とも持ってるんだよね」
「へー、そうなのか。残りの2体も見てみたいな」
「明日あたり、またデュエルする?見せてあげるよ!」

その後、近くを通りかかった店員に頼んでショーウィンドウを開け、目的のカードを取り出してもらった。
デュエル談義に華を咲かせながら、3人は店員に連れられ、会計を済ませるべくレジへ向かう。
風纏(かぜまと)騎士(きし) デルフォイア》は強力なカード故、中々に値が張ったが、カードの為に貯金を欠かさなかった遊雅にとっては、さして苦にならない出費であった。
亜璃沙も5枚のエルフのカードを購入し、楠田からもらったカードも含めて、2人のデッキは十分に強化されたと言えるだろう。

「いやー、いい買い物したな。これで《フレスヴェルク・ドラゴン》が戻って来れば、向かう所敵なしだぜ!」
「あんまり調子に乗ってると、足元すくわれるわよ?」
「へいへい。わかりましたよっと」

3人が店を出ようとした時、後ろから、誰かに声をかけられた。

「やぁ、天藤君」
「あっ、店長さん。どうも!」
「うん、いつもありがとう。お友達かい?」
「はい!高校で初めて出来た友達なんです!」
「おぉ、そうか。天藤君はいつもウチの店を贔屓にしてくれてね。よかったら、君達も是非、ウチのお得意さんになってくれないかな?お安くしとくよ」
「はい!ここ、すげぇ色んなカード置いてあって気に入りました!」
「私も、是非今後はここを利用させてもらいたいと思います!」
「そうかそうか、ありがたい。今後もよろしく頼むよ。あぁ、それと天藤君。近い内に恐竜族のサポートカードが新たに入荷する予定だから、よかったら見に来るといい」
「本当ですか!?わかりました!ありがとうございます!」
「それじゃあ、失礼します」
「ああ、またおいでね」

気のいい店長に見送られて、3人は店を出た。
時刻はそろそろ21時を迎えようとしている。街を歩く人々も住宅街の方へ流れ始めていた。
3人もその流れに乗って、それぞれ
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