1巻
偽りの記憶×澪達が追われる理由について
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に強大な力は、争いから遠ざけるために離れた場所で暮らしていた成瀬澪へと受け継いでしまった。ただの女の子として暮らしていた彼女が、未来の魔王と知ってからは逃亡生活が長引いたとそういう事でしょか?」
「新たな魔王が澪の存在を許すはずがないから、養父母であった配下達は澪の目の前で殺されてしまった。そういう悲劇を目の前で見てしまったが、大方穏健派の者が保護をしたようだ。それで今は護衛を万理亜一人にしたそうだが、力を知ったのは半年前だからそれ以前は一般人だったという事だ」
「神族や魔族と勇者の一族が異能の力を使えるのは、人間界の外にある理を知っているからですよね。たぶん力の使い方は多少知っている程度で、魔王の力自体は受け継がれただけなので未覚醒の状態なので里の連中は監視対象として留めているのですか」
俺はああと言ってからこれから起こるであろうポイントに辿り着いてから、しばらく様子見だと言って真上にいた。今頃クロウ達は上手く尾行をしているだろう、反応があるので、あとペルペルは俺の肩に乗っている。穏健派はウィルベルトが死んでから急速に力を失いつつだから、現在万理亜が護衛をしている様子だった。ま、残念な事に現魔王派からは対抗出来ないから俺らの存在理由が出来た訳だ。迅からの通信により面白くなるというのは、こういう事であり分身体の記憶はあるが織斑一真として活動できる。里の連中は東城刃更が今どこにいるかは把握していないし、迅もそうだけど俺が五年前起こした事件の事や事件前で仲が良かった者との事は記憶だけであちら側は知らないだろう。
『どうやらそちらでは戦いが起こる様子だな』
「迅か、まあ俺らも予想通りの展開となったがどうも周辺にいる敵の数が尋常じゃない数のようだ。クロウ達と朱音達を尾行させているから問題ないだろう」
『ドラゴンと別世界での前四大魔王が戦うところは、俺も見たかったがこれも役目だ。俺は俺で魔界に行き、独自調査をしてきます。深雪様も一真様を頼みましたよ』
「ええ分かっていますよ、お父さまが少しでも本気になるとこの世界ごと消滅する力を持っていますから」
ははは、十分分かっているかのような言い草だな。俺の娘は・・・・まあ今はいいとして、果たしてまた俺達の目の前でドウターゲートが開くかは知らんが反応はあるらしい。ゲートが開く場所は澪達がいるところで、クロウ達も尾行から気配を消している状態だろうな。そんでしばらくするとクロウ達がいるところに人払いの結界が張った事で俺らは戦闘開始だと言うが動くのはまだだと言ってしばらく様子を見ていた俺達であった。
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