暁 〜小説投稿サイト〜
世界を超える保持者とα
第四
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ているうちに仰々しい重厚な扉にさしあたった

「ここか」

シャガルは、扉を叩いた

「シャガルです」

少し間を置いてから、どうぞ、と一声がかかる

扉を押しあけ、シャガルは部屋へと入った

「なにか、ご不便でもありましたかな?」

ヘンリーは、開口一番そう聞いた

シャガルは、首を振り

「これからお世話になるに当たり、お話しなければならないことが」

勿論、人格の話と、その魔眼のことである

「それは丁度良い。実は私からもお聞きしたいことが幾つか」

「おそらく、知りたいことは全てこちらから話すことに含まれるでしょう」

先程と様子も雰囲気も全く違うシャガルを見て訝しむヘンリー

「ならば、まずはそちらの話をお聞きしましょうか」

「えぇ、では・・・―――」

シャガルの口が開いた
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