1巻
澪達の本性×一真と深雪の正体
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というのは普通なら無理な話だ。
「それじゃ魔王の側近に聞くが、何だって家を欲しがるんだ?魔王であるならここよりもデカい城があるだろう」
「色々あるんですよ、事情が。その辺りの詳しい話を貴方にする義務はありません。とにかく、この豪邸は、澪様と私が頂きます。この人間界での拠点にするために」
魔王の側近と言ったが、側近は側近らしく万理亜は答えたが全ては拠点にするための演技か。まあ及第点をくれてやると言いたい、それに俺達こそ人間ではないというのはまだ知れていなさそうだ。
「じゃあお父さまとの再婚話や引き取る話は・・・・」
「それこそ存在しない話です。迅さんとは街で偶然知り合いました。豪快に見えて、良い人ですね凄く・・・・それに貴方の父親の姿は結局見れなかったので、私のサキュバスの魔法で迅さんが保証人としてという記憶を操作させて貰ったんです」
記憶操作は俺の力により無効化してるから、問題なく釣れた訳だが。これはこれで面白い展開となった訳だな、迅が言ってた面白いというのはこういう事か。サキュバスと関わりを持つ俺にとってはどういうのかは幅広く知っている、女性型の夢魔で淫魔。そして性欲は底なし沼のようにある事もだけど、万理亜を観察するとまだ処女のように思えた。深雪も直感でそう感じたと脳量子波で言ってた。
「では同居人である迅さんを使い、再婚話を俺の親父に埋め込む予定だったがいないので保証人とした訳か。ま、サキュバスならそう信じ込ませるのは他愛もないって事か」
「ええ。そして次は一真さんと深雪さんの番です」
そう言って両手をこちらに向ける、片方は俺に、もう片方は深雪に。そんで手をかざしながら言う。
「同居人が海外へ行き、女の子との生活に飽き飽きした一真さんに女の子が増えた事で馴染めなかった深雪さんは、迅さんが帰ってくるまでこの家を離れる事にする・・・・与える記憶はそんなところで良いでしょう」
対する俺と深雪は真正面に向いていたが、続いて澪を見た。ソファから立ち上がり、ようやく俺と深雪と視線を合わせる。
「悪いけど・・・・この家は私達が貰うから」
冷たく言い放つ澪は、昨日というか屑共を見た同じ瞳だった。
「大人しく万理亜の魔法を受けて、さっさとこの家を出てって。さもないと大声出すわよ?そしてアンタらの頭の中に、私達に乱暴したから自首しなきゃって記憶を入れて、警察を呼ぶわ『警察は俺に味方をしてくれるぞ?』そうなったとしても人間が私達に刃向うような事はしないから、偽の記憶を植え付ける事でこちらが向いているんだからね」
「・・・・そうか」
ま、そうなったとしても警察は記憶を埋め込まないでそのまま澪達をブタ箱行きだがそれじゃ可哀想だな。そうしたら万理亜の手が輝く。
「どうします澪様?夏
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