第06話 食堂のカツコ
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軍人たちの身体が宙に浮遊し始めた。
彼らは空中でただもがくことしかできなくなっていた。
「″重力無効《ゼログラ》″」
いつの間にか上半身を起き上げていたセキレイが
右手を彼らの前に差し出したままつぶやいた。
「“じゃあね”じゃないぜ、ハト。俺たちは絶対に自由を手に入れるんだ。
それまでは死ぬわけにはいかないんだ」
セキレイはベットから立ち上がって言った。
「‥‥‥‥うん‥‥‥‥‥‥そうだね‥‥‥‥‥‥‥」
ハトは泣きながらそう返事をした。
セキレイはようやく完全に復活したようだった。
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