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ウルトラマンギンガアフター 〜EXエデション 銀河の果実〜 プロローグ
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 一年前でもマグマ星人が一人、ダークルギエルを倒した後も放置されていたらしい。……しかも、ゼットンのスパークドールズを持ったままで。
 何気に今回はビクトルギエルを倒した後、『メトロン星人 ジェイス』の証言によって結構な数の宇宙人……それも善良な部類で無い連中が現在進行形でスパークドールズを持ったまま地球に潜伏中らしい。
 そんな訳でダークルギエルやエクセラーを倒した事で、規模が小さくなったとは言え未だに戦いは完全に終っていない。

「大体、学校ってのはただ知識を身に付けるって場所じゃないし……見習いとは言えUPGの隊員二人が高校をサボっているって言うのもかなり人聞きが悪いんだ」

『うむ、私もそう思う』

 何時の間にかストレウムブレスから聞こえるウルトラマンタロウの声、他のウルトラ兄弟も頷いている姿が幻視できる。不登校のウルトラマンと言うのも確かに格好が悪い。

「おのれ、ここでも、学歴社会か」

「そこは常識だと思うんだけど」

 四季の言葉に突っ込みを入れてくれる詩乃さん。まあ、仮にも国際防衛機構で設立された組織なのだから、学歴が必要なのは常識だろう。

「まあ、お前達には色々と事情が有るし、何か有った場合UPGの隊員として活動して貰うから、普通の高校と言うわけには行かない。だから……」

 転校の手続きの書類。其処は全寮制の高校……まあ、時折闇のエージェントの生き残りが引き起こす事件には巻き込まれるだろうが、詩乃と普通の高校生活……学生寮と言うからには男女に分かれているだろうが、恋人とすぐに会える所での学園生活と言うのを実は内心楽しみにしていた。

 だが、そこでできた二人目の男友達と共に宇宙人以外のトラブルに巻き込まれながら四季はこう思うことになるのだ。もう一人の男友達の『ウルトラマンビクトリー』の継承者こと『桐ヶ谷 和人』の様な普通の高校生活を送りたかった、と。

 なお、この世界に於いて地底人ビクトリアンは過去に地上に移り住んでいるらしく、ビクトリーランサーが選んだそうだ。

「そう言う訳で卒業まで此処で高校生活を送ること、それがお前達の任務だ」

「「ガレット」」

 まあ、こうして二人の物語は始まっていく事になる。






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