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魔法少女リリカルなのは strikers〜銀拳の魔導師〜
第一話 
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う。すると、リビングの方から黒い小さな影が俺の顔面目掛けて飛んできた。

ドゴォ!!


「あべし!!」

「ギャウ♪ギャウ♪」

「アーー!コラ!"デイトナ"ご主人から離れなさい!」

「痛っ痛い!!デイトナ!鼻!鼻を噛むな!」

〈今日はいつにも増して騒がしいですね。〉

今、俺の顔面に引っ付いているのはデイトナ………俺が卵から育てた竜だ。紺と黒のツートーンカラーに翡翠色の眼が特徴的な全長30p程の可愛い奴だ。






















「「いただきます」」

「ギャッキャ、ギャッキャ、ギャウ!」

〈今日の夕飯はなんとも豪勢ですね……ルポ、ずいぶんと張り切って作ったのでは?〉

テーブルの上には、パエリア、シーザーサラダ、コーンポタージュ、グラタン、etc. どれも店を開いても問題ない位のクオリティだ。

「うん!今日は久しぶりにご主人が帰って来たから張り切っちゃった♪」

「久しぶりって……………………ほんの3日程度だろうに………………」

〈仕方ないのですよ。ルポはマスターと精神リンクをしていないので、この3日間………マスターがどのような状態で仕事をしていたかわからない分、心配だったのですよ。〉

「そうだよ!!本当に心配だったんだから!!………………連絡のひとつも寄越さないし。」

ルポが不機嫌そうにむくれている………

「悪かったよ、今回は未開拓の遺跡発掘チームの護衛任務でな、遺跡内だとうまく通信が繋がらなくて………………」

「ていうか、発掘チームの護衛だなんて陸の人達の仕事に思えるんだけど?」

「あぁ………一応、陸隊の人達も何人かは居たぞ。ただ……………」

〈今回発見させた遺跡は古代ベルカ文明のもので、いままでの遺跡に比べ大変規模が大きいかったため。〉

「必然的に護衛しなきゃならない人数が増えてな…………陸だけじゃ手が足りなくなったってわけだ。」

〈今は発掘作業も一段落つき、チームの大半は発掘物の解析に戻られました。〉

今頃、陸士部隊の皆が頑張ってくれていることだろう
  












夕飯を終え、風呂に入り疲れをとった俺はソファーにもたれ掛かりながら氷の入ったグラスにウィスキーを入れ、一杯仰ぐ。

「ふぅ……………今日は疲れたな……………」

3日間ほとんど寝ずに護衛任務をこなした後、そのまま部隊に戻って残りの事務作業と報告書の制作………これで疲れない方がおかしい………………と言いたい所なんだが、ぶっちゃけ前者の2つよりさっき風呂場に突撃してきたルポとデイトナの対応の方が疲れたな……………そういえば出向の件、まだルポに話してなかっ
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