暁 〜小説投稿サイト〜
エクシリアmore −過ちを犯したからこそ足掻くRPG−
第三十三話 氷炭、相結ぶ
[3/3]
[8]
前話
[9]
前
最初
[1]
後書き
[2]
次話
ったおかげで動く暇がなかった。
「お前は何者だ」
セルシウスは黙して語らない。
代わりに、ジランドが立ち上がり、セルシウスの頭に手を置いた。
「てめえが2000年前にエレンピオスに置き去りにしたせいで死に追いやられた、哀れな亡霊だ。心当たりがあるだろう? マクスウェル」
「ない」
ミラの断言には温度がなかった。
「だとよ、セルシウス。冷たいご主人様もいたもんだぜ。これで遠慮なくあの女を氷漬けにできるだろう?」
『はい。マスター』
そうか。そうやってセルシウスに刷り込みを与えて、私たちと戦う意思を持たせたのか。
昔、試作品の源霊匣に操られた君はあれほど怒っていたのに。ここで敵対したのは、隷属に甘んじるだけの理由をジランドに与えられていたからか。
「ダイジョウブ。あなたのこともちゃんと止めてあげるから。セルシウス」
フェイリオ――ああ、そうだな。助けてやれ。精霊の心を消されることを誰より憤った、あのセルシウスに戻してやれ。お前ならできる。
[8]
前話
[9]
前
最初
[1]
後書き
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ