暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico5彼方より蘇る破壊者〜Ancient Metallic Disaster〜
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†††Sideはやて†††
編入初日、わたしとルシル君、シャルちゃんはたくさんの友達が出来た。それと一緒に、出来たばかりの友達を失った。武塔亮介君。八重刀梅ちゃんのことが好きらしい武塔君は、刀梅ちゃんと仲良くしてるルシル君にヤキモチを焼いて喧嘩を売った。嫌な空気のまま、1学期中の行事の説明や新しい教科書の配布と続いて、わたしらの登校初日は終わった。
「――それじゃあ、木花さん、五十鈴さん。号令を」
「「起立・・・礼! ありがとうございました!」」
前期の委員長に選ばれた咲耶ちゃんと依姫ちゃんの号令に従って、「ありがとうございました!」みんなが起立してお辞儀した。わたしは立てへんから座ったままお辞儀。先生が「それじゃあ、また明日ね」そう言って教室を後にした。その途端、「「ちょっと、亮介君! 待って!」わたしの前の席に座る刀梅ちゃんが、走って教室から出て行こうとした武塔君を呼び止めた。
「なんだよ」
「なんだよ、じゃないでしょ! 謝って。ルシル君に酷いことを言ったこと、ちゃんと謝らないとダメだよ!」
「うるさいな! 本当のことだろ!・・・おい、行くぞ」
武塔君は他の男子生徒を数人連れて教室から駆け出てった。そんな武塔君に向かって女子のみんなが「何あれ」「勝手に怒りだして」「気にすることないよ、ルシル君」「自分が非力なのが悪いんじゃん」「悔しかったら自分も刀梅ちゃんにやってあげればいいのに」って口々に非難。
「あー、いいよ。実際、言われたことのほとんどがその通りだし。この髪も顔立ちも女子寄りで、シャルの見せた写真データも、な」
「あぅ、ごめん。まさかこんな事になるなんて・・・」
ルシル君や他のみんなから視線を受けたシャルちゃんが珍しくしゅんってなって落ち込んだ。刀梅ちゃんも「私も悪乗りし過ぎちゃったから。ごめんなさい、ルシル君」ルシル君の目の前まで来て、深く頭を下げた。続けて「わたしもごめん」天音ちゃんや「わたくしにも非はありますわよね」咲耶ちゃんも頭を下げた。
「まぁ、もう済んだ事だから、そんな泣きそうな顔をしないでくれ。な?」
「だけど、仲直り・・・」
「そのことについても、俺が何とかするから。はい、今日は解散!」
ルシル君がパンパンと手を叩いてそうやって促すと、みんなが思い思いに鞄を手に取って教室を後にしてく。刀梅ちゃんも「私、仲直り手伝うから何でも言ってね。それじゃ、また明日」クラスメート数人と一緒に教室を出てった。
それから他のみんなもルシル君だけやなくて、「はやてちゃん、シャルちゃん、また明日」わたしとシャルちゃんにも挨拶をくれたから、「うん、また明日」挨拶を返して、教室を後にするみんなの背中を見送った。
「ルシル君、はやてさん、シャルさん。このような空気
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