ターニング:ライト、怒る。
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防がれる。
「仲間を守れないで、何が人だ!俺は……全てを敵に回しても仲間を守る!」
ギィン!と金属音が鳴り、剣と剣が弾かれ、お互いが離れる。
「腐った貴族が貴族なら、この子も子だな!!」
「黙れ!!上級貴族に逆らうか!!」
剣を持って突撃してくる。
片手剣剣技<ホリゾンタル>。
型こそ同じ、しかし……
「剣筋があめぇんだよ!!」
『SLASH THUNDER RIETNIGSLASH』
「ハァアアアアアッ!!」
コンボ<ライトニングスラッシュ>。
斜め下、奴の視界外から放たれた雷の剣は、奴の持つ剣と、胸を、斬った。
「グオッ……!?」
奴は剣を落とし、後ろに二、三歩下がる。
「ククッ……仲良く大罪犯しか……。まぁ、これで容赦なく斬れると言うものだ!!」
剣を取り、俺と共に外へと飛び出す。
「チイッ!」
雨に濡れた地面を転がり、手を地面に付いて立ち上がると、奴は既に接近していた。
「貴族裁決権を行使する!死ねぇええええっ!!」
「禁忌とか、貴族とか……」
『CHANGE SLASH BEAT TACKLE KICK』
「権利とか……んなもん、知ったことか」
『THUNDER METAL MAGNET MACH TIME』
「俺は……俺の道を行く!剣で……仲間を守り、剣でこの世界の全てを砕く!!」
『FUSION ABSORB EVOLUTION SUPEEDSUTBUREK』
全てのスペードスートを覚醒させた必殺技、スペードスートブレイク。
全てのスペードスートの眼前に現れ、剣を奴に向ける。
「感謝しろ、まずはテメェからだ腐った屑が!!」
ヴォーパル・ストライクのモーションを取り、それに合わせて眼前にあったカードが一つとなって剣に纏わる。
「破ァッ!!」
そして、奴が振り下ろした剣ごと貫き、奴の身体を消し飛ばした。
「残念ですよ、三人とも」
静かな声で、寮監は言った。
「俺は、俺の道を行った迄です」
「私達もです。あんなことは、許されざる行為です!!」
ユイリが俺に続けて言う。
「……ライト、貴方はこの世界がなんたるものか、お分かりなのですね」
俺は無言のまま頷く。
「……そう。なら、言うまでも在りません。ユイリ、ユリア」
そっとユイリとユリアの眼に手をかざして言う。
「あなた達は誰も破れなかった封印を破った。ならば、行けるはずです。ライト、戦友をどうか、信じ続けなさい」
そう言うと、一歩下がり、俺達は迎えの方へと歩いた。
「別れの挨拶はもういいかね?」
整合騎士。俺達の迎えは確かに整合騎士でなければ成り立たない。
「……ライトだ。此方はユイリとユリア」
「私はエルドリエ・シンセシス・サーティワン。まぁ、すぐに殺
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