九校戦編
第9話 テロ?
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にならなければだが。それだけ、フェアプレイって何? というようなことをする予定だ。
懇親会ではあいかわらず、森崎の気にくわなさそうな視線を感じるが、無視したいところだ。しかし、下手に慣れるとなんらかの都合で、護身することがある場合、こういう視線に気がつくきっかけになるかもしれないから、下手に鳴らすわけにもいかない。まあ、森崎もずっと見続けているわけではないから、それでいいのだが。
達也は、壁際にたっている。どちらかというと、話したがっている生徒もいるのだが、達也の普段は、話をぶった切る感じのことも多いからな。深雪は生徒会役員として、他校の生徒会役員と話をしてまわっている。
僕の方はというと、それなりに、ほのか、雫とともに、同じ操弾射撃部にいる滝川和美や、ほのかと雫の友人として紹介を受けた明智英美に、今回、その4人と仲が良くなったという美少年っぽい感じの里見スバル。すべて達也が技術スタッフとしてCADの調整をしている女子競技の選手だ。達也がくれば、話すだろうに、こないんだよな。おかげで、森崎の視線が気にくわないっていうのが、あるのかもしれない。
まあ、どちらかというと平均以上のかわいらしい女子生徒と一緒にいて居心地がいいのか、それとも、それに一緒にいることからなのか、他の男子生徒からはやっかみの視線を受けているのを、居心地が悪いと言ったらいいのやら。
ちなみに、僕を担当してくれる技術スタッフは、五十里先輩だ。古式魔法に詳しいスタッフは達也と五十里先輩しかいなくて、達也を嫌う森崎のおかげで、制服をきていなければ、背の高い女子生徒ではないかに見える先輩が担当だ。その先輩は、婚約者の千代田先輩と一緒にいるし、五十里先輩がCADを調整している競技選手は、僕以外は1人を除いて上級生ばかりで、やはり、話づらいところがある。同学年の競技選手は、モノリス・コードに出るので、森崎と組む以上、そっちの顔をたてると言われては、僕としてもどうしようもない。
そんな時間も、来賓のあいさつで、まわりはあいさつを聞いているようだ。お偉いさんが話す内容なんてたいした変わり映えはしないから、適当に流してきいていたところ、檀上に突然パーティドレスを着込んだ女性が現れた。それだけなら、逆に驚いて見入っていたかもしれないが、弱いがプシオンを感じる。
「精神干渉系魔法だ! 気をつけろ!」
そう言いつつCAD無しでも容易にできる発火念力によって、この魔法を発動している壇上の女性の後ろの人物を照らしてみせた。
まずは周りに認識させる。
これで良いつもりだったのだが、あいにくと僕のところからは、檀上の女性の陰になっていて、その人物は見えない。まわりの反応では、何か驚いているようだが、その女性が檀上で横に移動し始めると、後ろにいたのは、じいさん……じ
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