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英雄は誰がために立つ
Life3 天と地の局地戦
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で助けておいて気絶させるか・・。と言うよりも、貴様は何所の誰だ?」
 (コイツの外見、何所かで・・)

 その疑問に、ゼノヴィアだけは同意した。隙のない構えなどから、尋常ならざる人物と言う事だけは理解したようだが。

 それ以外の・・・つまり、リアスとその眷属たちは身に覚えが有り過ぎた。リアス自身は直接この目で。眷族らはゲーム後の映像で見ていただけではあったが。

 「あ、貴方、一体如何して此処に?」
 『・・・サーゼクス閣下からの依頼により参上したのだ。リアス嬢及びその眷属らなどの支援も含まれているが何より――――』

 コカビエルに顔を向けるように上空に視線を向ける魔術師。

 『――――今回の首謀者らの討伐及び拘束を言い渡されている。これが理由だよ、リアス嬢』

 その言葉に聞き捨てならないのは他でもない、コカビエルだった。

 「魔術師風情がこの俺を倒すだと・・・・・っ。自分が出る幕までも無いとでとも言いたいのか奴はっ、見くびられたものだ!」

 コカビエルは言い終えると同時に、掌上に極大にも膨れ上がった光の槍を創り出した。

 それを見たオカルト研究部の祐斗以外の面々は、驚愕した。
 先の体育館を吹き飛ばした光の槍よりも巨大故、頭の中で警鐘が鳴り響いた。
 そしてコカビエルは、そのまま光の槍(それ)を魔術師に向かい投擲する。

 「逃げて!」

 思わずリアスは、逃亡を促すが魔術師は意にも返さずその場に留まる。
 そして、いつの間にかに彼の魔術師の掌には、一本の朱赤い槍が握られていた。

 その赤い槍で自身に向かってくる光の槍を迎撃して、霧散させる。

 「なっ!?」 「「「「「「「なぁあああ!?」」」」」」」

 その光景に放ったコカビエルも、オカルト研究部+αも驚愕した。
 あの巨大な光の槍を、赤い槍一本だけで掻き消して見せたのだから。

 「っ・・・・成程、な。サーゼクスが送ってきた奴だ、半端なわけはないと言う事か・・面白い。なら俺からも相応の歓迎をしてやろう」

 コカビエルが指を鳴らすと、辺りに数重もの転移型の魔法陣が浮かび上がった。
 そして、そこから現れたのはオカルト研究部の面々が連携で見事撃破したケルベロスだった。
 それが次々に彼らを囲むように出現してくる。その数何と30体。
 その光景にオカルト研究部+αは戦慄した。

 「何だよこの数はっ!」
 「多すぎですわよ!?」
 「クククク、俺のペットがたった2匹と言った覚えは無かったはずだが?」

 そのコカビエルの言葉に歯噛みするリアス。

 『リアス嬢、提案がある』
 「え!?な、何かしら?」
 『一時の間、奴の相手を貴殿らに頼みたい』
 「えぇええ!?」

 魔術師は上
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