Life3 天と地の局地戦
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預けるなどする筈も無いだろう?』
その言葉にリアスは、この暗い空間内で分かるくらいに頬を染める。
『――――兎も角、今回は諦めろ。あんまりもたもたしているとあのカラス、何を仕出かすかわからんからな・・・準備はいいか?』
その言葉に一誠は未だに悔しそうに歯噛みしながらも、頷いた。他の者達も同様に頷く。
『ならば、行くぞっ!』
そう言うや否や、士郎はタルンカッペから一人だけ出る。
他の者は、この大きなタルンカッペからゼノヴィアとアーシアの二人を置いたまま、タルンカッペを被ったまま散開する。
「ん!?何所に隠れていたかは知らぬが、漸く出て来たか!」
士郎は、コカビエルの真正面に姿を現すと同時に、両手の指の間に黒鍵を二本づつ投影してコカビエルに向かい投擲する。
「はっ!下らん!」
それを二本の光の槍もとい、光の剣で消し去りもう二本も消し去ろうとした処で・・。
『壊れる幻想』
爆発する。
しかし、当の本人にはダメージは何らない。
そして、それは士郎も承知済みだった。つまりは。
(目隠しか・・。本当に下らん。どうせこれで背後に来るのだろう?)
そう考えている通り、何かが背後に本当に来た。
(ハッ浅知恵なやつだ。――――戦闘能力は兎も角、頭の方は残念の様だなぁああ!!」
コカビエルは、まるでカトンボを払いのける様に背中の羽ではたき落とす。
しかし、はたき倒したはずの士郎は目の前に居た。コカビエルは気づけなかった様だが、はたき落としたのは士郎が投影で作り出した単なる剣だった。
「何!?どう、ぐっ!!?」
コカビエルは、気付いた時にはもう既に士郎の掌底によって、上空に打ち上げられていた。
「ごふっ、こん、なっっ!?」
そんな宙に浮いていた時に、今度こそ背後に気配を感じた。悪寒が走る様な途轍もないプレッシャーを携えて。というか、自分の背中を足場にして立っている士郎。しかも黒塗りに弓に歪な矢を既に番えている。そして・・。
『I am the bone of my sword―――――――偽・螺旋剣!』
宝具を発動させた。
「ぐっっ!?ぬぅぬぬぬぬぬぬぬぬぅううううううう!!!!」
瞬時に自身の羽で防御するも、それも長く耐え切れずに・・。
「ぐぉおおおああぁああああぁあああああ!!!!?」
ズッゥオオオオオン!!!
グラウンドに叩き付けられるコカビエル。そして、彼の翼のほぼ全ての第一関節部分からその先が削り取られていた。
その事に、尋常な痛みよりも激しい憤怒に駆られながらコカビエ
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