祭の終幕と夢の開幕
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力を振るうのに躊躇わない人だ。
なら、彼女はきっと己の視界に入らない場所で人を助けている。
その為に先程、発した言葉があり、その意味を捉えていない彼女は傷有り殿ではない。
「───何者で御座るか?」
こちらの変わらぬ態度に。
残念……とは全然思っていない。
むしろ愉快だと言わんばかりの肉食獣のような笑顔と共に
「───ばれたか」
熱田の感覚が遂に捉えた。
最早、面倒臭くなって爆走したり出店を恐喝してついでに商品を値切って買ったり、観客として固定されているはずの御婆さんが腰を痛めたので椅子に休めさせたり、巫女服を着た人間を見つけたと思ったら仮装した男と気付いて思いっきり殴ったりして探し回ったのだがそれでも見つからなかったのでもう全部ぶった斬ってやろうかと思った瞬間に遂に捉えた。
英国ぶった斬り事件の発生を阻止したのは剣神としての鋭敏な知覚能力と鍛え上げた勘と培ってきた一つの感情によるミラクル。
しかし、先程生まれた辻斬りも魅力的な提案だったので少し迷ってしまったがまぁ、いっかと思いそのまま脚力任せの大跳躍をかまして現場に急行した。
うむ。使い古されたヒーローみたいに飛ぶ俺様。
ここで何か建物が崩壊したりしたら絵になるのだが今度やってみよう。
点蔵やウルキアガ、御広敷の家なら何も問題はないだろう。
そうして大体、十数回程度の跳躍で目的地点に到達。
そして空中で最低限の身嗜みを整え、そのまま地面を粉砕……っていうのは美味しいが流石に周りの迷惑を考え、普通に高度からの着地を取り
「よし! 智! デートの続きを……」
しようぜ? と言おうとして周りの風景を知覚した。
とりあえず、予想通りに智はいた。
いたが周りは見覚えのある外道メンバー。
喜美やら正純やらハクとかいる。
そこにトーリとホライゾンがいるのを見てみるとどうやら話し合いは終わったのだろう。
中には気絶しているメンバーもいるので後で扱かなくてはと思う。
まぁ、そこまでは別にいい。
次に梅組と相対する体勢で女王の盾符がいるのもまぁいい。
何やら英国の制服を着た金髪ロング巨乳の女がやけにドーン、と効果音が付きそうなくらい偉そうに腕を組んで立って、しかも傷を除けばそっくりの少女がいたりしたがそれも些細である。
問題は二つの勢力の間に見覚えのある忍者が何やらぶった斬られて倒れている事である。
まぁ、致命傷ではないみたいだし、ピクピクしているから問題はないだろう。
他のメンバーが騒いでいないしOKとする。
問題は
「テメェ……点蔵……まさか俺と智とのデートを邪魔する為にぶった斬られたのか!?」
「おい親友! まさかお前……世界の中心に立っているつもりか!?」
「あー? 何言ってんだ阿呆
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