グランドクエスト
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坦々と語る親父。
「因みに聞くが、どうやって調べた?」
「無論、機材を使った」
しれっと言う親父は珈琲を片手に言った。
「アンタ今監視されてるはずだよなぁ!?
どうやって機材使えたんだよ!」
「私に不可能は殆どない!」
「そこは全く無いとか言えよ!」
どうやら親父のキャラは面影を残さないほどに消え去ったようだ。
「……よし」
再びログインした俺はキリトに会うため、宿屋に向かった。
宿屋に到着して早々にキリトは扉を開け放ち、俺に向かって謝罪を入れた。
「お前がしたことは間違いじゃない。
さっきは独り、今度は皆がいる。だから今回で終わらせるぞ」
「おう!」
後は件の天井門にたどり着ければ問題なく終わらせられる。
今IDを使えば即座に対応されておじゃんになる可能性がある。
何しろ原作と大きく欠け離れているのだから。主に俺のせいで。
だからこそ俺はキリトの代わりとして、色々と暗躍することにする。
例えそれがキリトを囮にする作戦だったとしても…。
中に入ると、周りにはまだ誰もいない。どうやら、ある程度進むとガーディアンが出現すると推測。囮の俺が先行し、群がるガーディアンのタゲを取っていく。
俺の動きにガーディアンが翻弄されている間にキリトが一気に加速してゴールを目指す。
当然、キリトの前にもガーディアンが現れるが、リーファやら俺が魔法で潰し、道を作る。
だが、それでもガーディアンは現れる。
「お兄さん!ダメです敵が多過ぎます!」
「分かってる!これ絶対クリアさせる気ないだろ!」
思ったより早い!
それに敵の視線がリーファに向かないように暴れるにも限界がある。どうする…。
そう考えていたとき、門から新たなプレイヤーが入ってきた。
「さ、サラマンダー!?どうしてここに!?」
「ウンディーネ、ケンに助太刀する!」
現れたのはユージーン将軍。
後ろに英志隊を引き連れ、リーファや俺、キリトに群がるガーディアンを蹴散らし始めた。
「私達もいるよー!」
「全軍、攻撃開始!」
次に現れたのはサクヤとアリシャだった。
見た感じで魔法部隊と、飛竜に騎乗したプレイヤー達が次々と現れ、陣形を整えつつ攻撃し始める。
「貴殿等は先に進め!」
「此処は私たちに任せて先へ!」
「おねーさん頑張っちゃうよー!」
各々の領主が激励をかけてくれる。
何故来てくれたのか。
心がけ温かくなるのを感じながら、俺はキリトの横を通って上昇を開始した。
「キリト!後ろに続けぇ!」
「おおおおお!」
俺は飛びながら所謂“荒ぶ
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