ターニング:ライト達の日常
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上級修剣士の承認も必要のはずよ?」
と、横からユイリが言う。ほんっとうに好きだな、何でもかんでも記憶する頭。
「……まぁ、説得はするさ。その、修剣士の名前は?」
「……あの、その……」
「ああ、大体解った。アイツか」
リィンが口ごもったのを見て、恐らく、アイツだ。
すると、ユイリが言う。
「……アイツ、コテンパンにのしたのにまだ何かをする気力が在るみたいね」
「……お前が暗くなってた理由は立ち会いか」
俺は呆れて言う。喧嘩っ早い性格は俺も同じだか、ユイリは根っからの喧嘩っ早さを持つ。普段から気を付けろって言っている筈だ。
「……ま、仲間思いなのはこの先もいい絆になるよ。その心を大切にしろよっと」
俺は立ち上がると、持ってきてあったソルブレイズの鞘を持って、剣を思いっきり抜くと、近くにあった木が倒れた。
「……後は、俺らに任せろ」
完全なる怒りモード、通常<ハイパーモード>に突入した。普段は出ない怒りマークが恐らく出ているであろう。
『正直、アイツにはうんざりなんだよね……』
そしていつの間にか融合してライドになる。
「……ライト、アンタ落ち着きなさい」
すると、ユイリにポイッと投げられ、湖に落ちた。
「冷てぇえええええええっ!!」
「冷えたかしら?」
「あわわわわわっ!!大丈夫ですかライトさん!?」
慌ててユリアがタオルを俺に渡してくる。あー、制服ビチョビチョだよ……。
「……アイツに斬り掛かるつもりなら止めなさい。アンタ、捕まるわよ」
「……済まん」
タオルで髪を拭いて言う。
「……アイツに言うのは私達だけで行くわ。心配しなくても、ベルト持って行くし」
「……そうしてくれると助かる。俺は部屋に戻る」
ベチョッ、ベチョッ、っと靴が音をたてるので、俺は急いで寮に戻って部屋の風呂に入った。
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