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流星のロックマン STARDUST BEGINS
憎悪との対峙
37 何処から見るのか
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ル画面をリモート表示するモニターが、「ALERT」と警告を知らせていた。

「何?サイトくんの近くに....何かが急接近してる...」
妨害電波の中であるためにレーダーによる反応ではなく、上空から見下ろす衛星が何かの動きを捉えたのだ。
ただ映像の中で動くものがあるという程度で解析は困難だが、それはタダモノではないことは明らかだった。

「見えない...」

日は落ち、視界が悪いのは当然だが、それを抜きにしても周囲に動きは見られない。
だがディーラーの衛星が誤作動を起こしているとも考えられない。
こうも簡単に誤作動を起こす衛星を使っているようではディーラーは現代でWAXAに追われるような犯罪組織として存在しているわけがない。

「まさか...!?」

当たって欲しくない予感が沸き起こり、アイリスは衛星の映像を赤外線に切り替える。
その予感は的中していた。
複数の何か、大きさと形はバイクのくらいのものから車のようなものまで、速度は200〜250km/h程度の物体がスターダストの方に向かっている。

「サイトくん...逃げて...!」

アイリスはキーボードの横に置かれたVoyager Legendのマイクに向かって叫んだ。
しかし妨害電波の中ではそのメッセージは届いていない。
アイリスはPCを操作し、衛星や機器の機能で他に何かメッセージを伝える方法がないかを探す。
だがそんなアイリスの思いが届いたのか、偶然か映像のスターダストは足を止めた。













「...警察の人間...Valkyrieと直接的な関係が無い...」

スターダストはジャミンカーに変身していたリーダー格のSWAT隊員の持ち物を拾い上げ、警察手帳と無線機を取り出した。
現代の警察手帳にはストレージ、すなわち記憶装置としての機能も搭載されている。
他にメモリーカードや端末は所持していない為、手がかりと言えるのはこれだけだった。
Valkyrieの人間ならダークチップや予備のユナイトカードなど最低限の装備、そして証拠となるものを所持しているはずだ。
つまりSWATの裏切り者はValkyrieの人間ではなく、何らかの取引を行ったか、もしくは警察とは犬猿の仲であるWAXAへの対抗心を利用されていただけ、その可能性が大きかった。

「...何だ?」

スターダストはふとに足を止めた。
何かが近づいている気配を感じた。
すぐさま先程と同じ暗闇での戦闘のための赤外線バイザーへと切り替える。

「...!?まだ追手が...」

何かが弾丸のような猛スピードでこちらの方へ向かってきていた。
スターダストはすぐさま踵を返し、スター・イリュージョンの方へ走る。
正直、スターダストはわけが分から
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