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魔法少女リリカルなのはINNOCENT 〜漆黒の剣士〜
第11話 「スカイドッジ」
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…ゲームの開始はサーブから」
綺麗なフォームから打ち出されたサーブがレヴィへと向かっていく。強烈かつ正確無比なそのサーブに、慣れのないものならば腰が引けてしまうだろう。しかし、レヴィはあのダークマテリアルズの一員だ。あれくらいのサーブならば、片手でも捕球でき……
「あっ……」
……あぁうん、まあここで落とすのもレヴィらしいよな。
このゲームにおいては、ボールに反応して手を前に出すと《グラブシールド》というものが発生してキャッチ判定される。片手でも上手くすれば取れるのだが、油断すれば今のレヴィのように落とす。
「敵が捕球しそこねると自陣に1得点。この時、ボールがそのままコートを出ると3得点となり、被弾者はバックスに下がることになります。なお、最初からバックスの場合はこのタイミングで《バック》のコールをすることで《アタッカー》になることができます」
「15点の先取、もしくは敵コート内の選手がゼロになった時点で自軍が勝利。あと、ボールの投げ返しは捕球した者のみの権利となるので覚えておけ。自軍アタッカー同士のパス回しは禁止だ」
「ちなみに補足。キャッチや打ち返しの時だけはデバイス使ってもええねんよ♪」
「いっ、今言おうと思っておったのだ!」
「デバイスでの打ち返しは成立後、投げ返したことと同義になりますのでご安心を」
シュテル達の説明に、初心者の3人はなるほどと頷いている。直後、キャッチを失敗して落ち込んでいたレヴィが急に「変身!」と叫んだ。バニングスがすぐさま「アバターが変わった!?」とツッコんだが、マントがなくなっただけのようなものなので変身と言えるかは微妙である。
――投げるのに邪魔だったんだろうが……あいつには羞恥心ってものがないのか。って、あるわけないか。あるなら会うたびに抱きついてきたりしないだろうし。
「こうやって……投げた後に魔力を込めると! ……あ」
シュテルに向かって投げたはずのボールは、大きく左に曲がって月村へと飛んで行った。予想外の事態に誰もが動けなかったが、月村は見事にグラブシールドを出現させて、バック宙を決めつつキャッチして見せた。
それを見たバニングスはさすがだと褒め、はやてやヴィータは感心している。人は見かけによらないというが、あの子の場合はそれが多い気がする。
「要領は誘導弾と一緒だかんな。イメージの正確さとタイミングが重要だ」
「《魔力》を込めれば威力と速度は上がるけど、魔力には《限界値》があるから気をつけてなぁ」
「説明は大体こんなところでしょうか」
『ありがとう。ダークマテリアルズはメンバーあとひとりどうする?』
「よし、ここはボクのチヴィを!」
「待てぃ! 今回は我のを出す。前回の二の舞になってたまるか!」
ディアーチェの発言にレヴ
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