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『心詩』
『黒の池』

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君の漆黒の髪が
水に揺らぐ

僕は引き上げる為
必死で

君の瞳が僕を見てること
気付かなかった

蒼白い滑らかな腕が
濡れた僕の頬を滑って
また君は沈み逝く
君が溶けて逝く

此処は何の音もない
此処は何の光もない

黒の池に沈み逝く
黒の池に溶け逝く



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