第三十四話 氷華の兎
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そう確か、似たようなものを自分は見たことがある。
まだ賢がデジモンカイザーで、自分達が最後の戦いを挑んだ時。
優しさのデジメンタルが黄金に輝くデジメンタルに変化し、ブイモンを進化させた。
その時…。
ブイモン『ブイモンアーマー進化!奇跡の輝き!マグナモン!!』
マグナモンの高純度のクロンデジゾイドの鎧に刻まれていた紋章と酷似していた。
あの時のマグナモンの言葉で紋章の正体に気付いた。
大輔「奇跡の紋章…?」
“奇跡”…MIRACLE。
常識では理解できないような不思議な出来事を意味する単語。
何故この紋章がこのような場所にあるのだろう?
大輔はスリットのようなところから嵌められているプレート…紋章を抜き取った。
大輔が触れた瞬間、紋章が大きく輝いた。
ブイモン[凄いエネルギーだ…もしかして大輔の紋章なんじゃないか?]
大輔「俺の?」
ブイモン[うん、賢の優しさの紋章だってあったんだし、有り得ると思う]
大輔「そっか…取り敢えず持って行くか…」
紋章をポケットに入れて部屋を後にする大輔達。
部屋から出て、更に辺りを見回しながら歩く大輔達。
ガブモンX[…何か聞こえないかい?]
ツカイモン[…確かに何か聞こえる……]
ツカイモンも耳を澄ませながら言う。
すぐに子供達の耳にも、その音は届いた。
ヴーン、という機械音に紛れて、低い声がボソボソと聞こえてきた。
ユーノ「…何だろう?」
一同の間に緊張が走った。
それから声の主を求めて、5人と5匹は走り出した。
ブイモン[おい!あれ!!]
廊下の途中、通路の分かれ目でブイモンが何かを見つけた。
アリサ「何かしら。機械の歯車に巻き込まれてるみたいね」
皆は慎重に近づいた。
そして、それを上から覗き込む。
なのは「ロボット?」
大輔「いや、こいつはアンドロモンだ」
アリサ「え、これもデジモンなの?」
大輔「そうだ。しかもこいつは完全体でフレイドラモンやライドラモンより強い。」
ユーノ「完全体…」
フェイト「出してあげようよ」
子供達は一斉にアンドロモンを引っ張り出そうと奮闘しだした。
そして賢達の班は。
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