第三十四話 氷華の兎
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の記憶にある工場と同じである。
いや、全く同じなわけではないのだが、少なくとも工場のイメージは皆基本は同じだろう。
興味本意で、子供達は工場の中に入っていった。
中では何かが作られていた。
大小様々な歯車が回転し、ベルトコンベアに載せられて見た事もない機械が次々と組み立てられてゆく。
アリシア「ねえ、何作ってるのかな?」
アリシアがフェイトに尋ねる。
フェイト「何だろう。調べてみないと分からないな…」
大輔「別々に分かれて探そう。俺とフェイトとアリサとユーノとなのはの班」
賢「それじゃあ僕とはやてとすずか、アリシアとルカの班か」
子供達は2組に分かれて行動を開始した。
5人分の足音を響かせながら賢の班が見つけた部屋は…。
賢「Power……動力室か」
アリシア「入ってみようよ!!」
重い鉄のドアを押しあけるとそこには、途方もなく大きなお化け電池とモーターが豪然と立っていた。
すずか「こんなので動いてたなんて…賢さん。ちょっと失礼します」
一言断って、すずかはお化け電池を調べ始めた。
そして別行動中の大輔の班は辺りを見回しながら進んでいた。
大輔「何もないな。」
アリサ「そう簡単に見つかるわけないじゃないのよ」
ブイモン[でもさ、何か面白い物とかないかな]
ツカイモン[面白い物…とは?]
ブイモン[例えば隠し扉とか]
コロナモン[そんなのがポンポンあるわけないだろ?]
チビモン[ふみゅ!!]
フェイト「チビモン!?」
足を滑らせて、壁にぶつかるチビモンだが、壁がクルリと回り、チビモンは床に情熱的なキスをかます。
チビモン[痛たた…あ、本当に隠し扉だ…]
ブイモン[ま、まさかマジであるとは…]
大輔「…調べてみるか」
隠し扉を通り、中に入ると小さな部屋があった。
ツカイモンがスイッチを押すと、電気がつく。
そこにはまだ使えそうであるパソコンとパソコンが置かれているデスクがある。
大輔は起動させると、データを調べる。
幼なじみの京や先輩である光子郎のようなことは出来ないが、幽霊部員ではあるもののパソコン部である大輔は機械音痴の太一よりはマシである。
少しキーを叩き続けていると、画面に金色の三つの三角の模様と真ん中にMのような模様が入ったプレートが映し出された。
大輔は似たような物を見たことがあるため、即座に答えを出す。
大輔「紋章…?」
見たことのある模様に大輔は眉間に皺を寄せた。
確か…。
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