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〜転生者物語〜 ジークジオンな士官
10話 失い、手に入れる前編
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けに素直に言ってくるのは捕虜君こと、サイ・ティル君だ。 まぁこの作戦の失敗→死亡だからな、流石にここで嘘を吐くことはない……はずだ。

アスカ[兎に角、もう発射するよ]

一気に発射シークエンスまで機械を操作する、マニュアルは頭に叩き込んでるから、操作のほうは大丈夫のはずだ。 一気に秒読でさえもぶっ飛ばした。 急いでるからな。

サイ[ヘイヘイ]

アスカ[……ほんじゃぁまぁ〜、行きますか]

南極基地の皆…生き残れよ。 全員に死ぬほど酒飲ましてやるからよ。

ーーー宇宙ーーー

はい、やってきました宇宙ぅ〜。 この無重力具合がいいねぇ、隣のやつは無重力酔いしてるけど。

アスカ[さて…これからどうす…って、きたねぇなおい!! 吐き散らかすなよ!!]

サイ[おぇ〜。 そんなこと…いったって━━ゲロゲロゲロ]

汚なっ!! 弱すぎるだろ。

アスカ[酔い止めがあったはずだから、ちょっと待ってろ]

後ろの棚に救急箱があったはずだ。

アスカ[あ〜と……。 こでもないあれでもない]

なんでもあるな。 ロケットのマニュアルに懐中電灯、珍しいのでは懐中時計なんてある━━あっ。 MSの操作マニュアルなんてもあるぞ。 じゃなくて救急箱だ。 救急箱。 きゅう〜きゅう〜,ばこぉ〜。 あっ。 あった。

アスカ[酔い止めあるかな〜。 あったあった]

中にセットで入っていた、水袋と一緒に投げ渡したてやった。

サイ[おお。 ありがたい]

お礼をいってから酔い止めを急いで飲んでるサイを傍に見ながら、通信機を引っ張り出して、マニュアル通りの操作で━━SOS信号発信した。

アスカ[ふぅ〜。 此で助けが来るはずだ]

近くを巡回している部隊がいるはずだ……多分。

サイ[そのSOS信号さぁ]

はやっ!! もう復活してるし、酔い止めの効目……恐るべし。

サイ[多分連邦にも行き渡ってるはずたぜ、その通信機のタイプ、連邦で見たことある。 まぁ来てくれたら来てくれたで万々歳だけどなぁ〜]

んなわけあるかい。 ははぁ、んなわけあるかい。 大事なことだから3回目です。 絶・対・ナ・イ!! おれの運舐めんな。

アスカ[黙ってこれ読んどけ]

近くを漂ってた何かの本を掴む、厚さ的に雑誌のはずだ。 イライラしてたからそのまま顔面に投げつけてやった。 といっても無重力だから、検討違いの方向に飛んでいったけどな、後悔はしていない。

ーーー数十分後ーーー

あれから何もなくただ単に時間だけが流れていった。 それなのに…それなのに…和えて言おう、

アスカ
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