閑話・ペインにいちゃん
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がたい・・・
六道の体は死体を利用しており、食事の必要性はないが、ナルト君が傍にいるのに何も食べないというのもおかしい
だから食べるんだ
・・・食べたいからじゃない、食べなきゃおかしいんだ
「・・・野菜、嫌いじゃなかったのか?」
「んー・・・なんか煮豆とか筑前煮が昼飯にないと落ち着かないってばよ・・・」
煮物好きなのか・・・?
※コン手作り弁当には必ず煮物が添えられています
「ニンジン、カボチャ、ピーマンは絶対食べなきゃいけないような気になるってば・・・」
好きじゃないんだけど・・・
そう呟きながら、チンジャオロースーを食べ始める
・・・確か、コン君と同居していて・・・食事は彼の担当だったな
コン君の躾の賜物だろうか
野菜嫌いを公言している子供に、条件反射で食べさせるとは・・・やり手だな
※口酸っぱくして色の濃いものを食べさせています
「野菜食わずにいるとゴーヤ丸ごと食わせられるってばよ・・・
ワタは食えないってば・・・」
「・・・え、生で?」
「生で」
※口に捻じ込みます
・・・ある意味恐怖政治・・・?
「そうか、生はヒドイな・・・
コン君にも嫌いなもの食べさせたらどうだい?」
生ゴーヤの仕返しで。
「そう思って、嫌いなもの尋ねたら、果物って言われてさ・・・
胃に負担がかからないようにリンゴのコンポート買って来たんだってば
・・・火を通した果物は好きだってむっしゃむしゃ食ってた・・・」
気を使ったのに悪戯にならず・・・可哀想に
「・・・生リンゴにすべきだったね・・・」
※コンの嫌いな果物・値段の高いもの 例メロン、モモ、イチゴ等
やっすいのは大好物です
店を出て、再び修行場へ向かうため街道を歩く
すれ違った親子が、アイスを二つに割って食べている
ふと隣のナルト君を見れば、それを羨ましそうに眺めている
そうか
確か、この子に両親はいなかったな
ふと脳裏に浮かぶのは、今は亡き父と母
あんなアイスを買ったことはなかったけれど、好きなものが食卓に上がれば、多めによそってくれたのを覚えている
もう、二度と戻れない
近くの売店でアイスを買った
二つに割って、片方をナルト君に渡す
途端、真っ赤に染まった顔が、まるでトマトの様だと感じた
「前にさーコンが同じようにアイス買ってくれたんだってば」
アイスを食べながら、少しずつ話しだす
「でもアイツってば・・・
アイス食べられな
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