マブラヴ
0854話
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、アメリカは最初中佐を使って色々と仕掛けてきた割には、あれから音沙汰ないんだよな。ビルと俺の関係を見て、迂闊に手を出して怒らせるよりも友好的に話を進めた方がいいと判断したのか? あるいは、単純にちょっかいを出す事によって自分達の国の評価が下がり、輸出やら何やらの優先度が下がるのを危険視したのか。
ともあれ……
「今も言ったが、あくまでも証拠は無い。だが、このまま続くようならこちらでも色々と手を打つ必要があるだろう。……それこそ、色々とな」
『わ、分かりました。一応国連の方にはそれとなく情報を流しておきますので、くれぐれも穏便にお願いします。少なくてもニヴルヘイムとか言いましたか。あれを出すような事態だけは……』
余程アラビア半島防衛戦の時に見たニヴルヘイムの印象が強かったらしい。まぁ、高さ5kmを超える機動要塞、しかもBETAを相手にもしない程の戦力をたっぷりと詰め込んでいるようなのが自国上空に現れたらと思えば、無理もないか。
しかも、転移可能というおまけ付きで。
「それに関しては、そっちの対応次第だと言っておく。……で、話は変わるが3日後に幾つか他の世界から輸出出来る予定の商品を持ってくる手筈になっている。今回の件に関して言えば、あくまでもこちらで受け入れられるかどうかを試して貰う為の……いわゆる試供品の類だな」
『はい、外務省の方から聞いています。こちらから用意するのは、戦術機とそのパイロット以外は任せて貰えるとの事でしたが』
「そうだな。食料品とかに関して言えば、俺が指名するよりもそっちで専門家を集めて貰った方がいいだろう。科学者に関してもな」
今回の試供品で提出されるのは、ギアス世界からはガン・ルゥ。より正確に言えば陽光建国のためにシャドウミラーの技術班が改造したガン・ルゥ改だ。
SEED世界からはリニアガン・タンク。それとザフトのMSが使っている重斬刀。戦術機が使っている物と比べると技術の差が顕著に現れており、その性能差はかなりのものだ。長刀を重要視している国はそれ程ないが、それでも根強い人気があるので需要はあるだろう。
ちなみにアーマーシュナイダーに関しては、整備の問題とマクロス世界との兼ね合いからひとまず今回は遠慮して貰った。
それと、以前も話に出ていた推進剤だな。
一応マクロス世界からはデストロイドを……という意見があったんだが、あの世界の機体って基本的に熱核タービンエンジンなんだよな。それだとマブラヴ世界では下手に核爆弾があるだけに、分解しようとして大事故を発生させる可能性があったので却下された。その代わりにVF-25で採用されていたアサルトナイフ。これは超硬合金製であり、本来であればピンポイントバリアを纏わせて使用するものだが、ナイフ単体であっても戦術機が使っている物と比べると圧倒
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