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【艦これ】艦隊これくしょん・闇 激戦!深海の亡霊、闇艦娘との闘い
二艦合魂、雷電!
第01話
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のか……恐ろしい奴だな、お前』
響・黒は大破寸前であった。
ただ単に砲撃を受けただけならほとんどダメージを受けることもないのだが、雷電が投げつけた砲弾は、砲弾がひしゃげてしまうほどに速く、恐ろしく鋭い勢いで飛んできた。
砲弾の爆発と超々高速な衝撃が合わさり、まるで大口径の砲撃を受けたようなダメージが響・黒を襲った。
響・黒は傷ついた身体をかばうように自らの身体を抱き締め、ふらふらになりながらもなんとか立っている。
『イチルの望みもないか……確かに私がお前に勝てる可能性はイチルも無いな……』
響・黒の足元に渦が発生し、その中に響・黒が呑まれていく。
『雷電とか言ったかな。また会おうよ……』
響・黒は姿を消した。
辺りに静寂が走る。
雷電はふぅッと気を失い、その場でくずおれてしまう。
そしてパァツと光ると、雷電は元の雷と電に戻った。
ふたりは力尽きたように、静かに寝息を立てながら眠っている。
『雷ちゃん、電ちゃん……いったい何が起きたというの?』
やっと動けるまでに回復した陸奥は、よろよろとしながら右腕で雷と電を、左腕で暁と響を抱え上げる。
『あらあら、そういえばいたわね。うちの旗艦さん』
両腕が塞がっている陸奥は寝転んでいる北上の身体の下に足を入れ込み、ひょいっと足を持ち上げる。
北上は音も無く宙に浮かされ、陸奥の肩の上に乗っかった。
『提督、これから帰投します……あらあら、旗艦さんが気絶しちゃって連絡がつかないわ……』
提督と繋がっている北上が気を失ったせいで、提督とのテレパシーが途切れてしまった。
陸奥は溜息をつきながら、海上を歩いて母港を目指す。
――――――
――――
――
「提督、入りますね」
陸奥は司令官室の扉をノックして中へと入る。
俺は窓から海を見つめながら、背中越しで陸奥と話す。
「大丈夫なのか、陸奥」
「ええ、雷ちゃんと電ちゃんは修復が終わって、お部屋ですやすや寝てるわ。ドッグは今、暁ちゃんと響ちゃんが使ってる。北上ちゃんはドッグ待ち。お部屋でブーたれてるわ」
「いや、陸奥、お前は大丈夫なのか?」
陸奥もまだ修復前で、中破した状態でこの場にいる。
「あらあら、心配してくれるの? 私は大丈夫よ? 優しいのね、提督は」
「からかうな、陸奥」
「それよりも提督、こっちを向いたら? もう見慣れてるでしょうに」
中破した陸奥は衣装がぼろぼろとなり、不謹慎な言い方だが刺激的な見た目になっている。
露出が異様に高い姿の艦娘を目にするのは、俺的にも彼女的にもよくないと俺は思っている。
俺は背中を向けたまま陸奥に話しかける。
「陸奥……今日
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