暁 〜小説投稿サイト〜
【艦これ】艦隊これくしょん・闇 激戦!深海の亡霊、闇艦娘との闘い
二艦合魂、雷電!
第01話
[1/9]
[8]
前話
前書き
[1]
次
最後
母港――
海を目の前にして出撃を控えている第一艦隊。
『さぁってとぉ、レベル上げの旅に出発しますかねぇ〜』
深い緑色の制服を着ている北上は、ンーッと伸びをしながら言った。
第一艦隊の旗艦である北上は、緊張感の無い間の抜けた声を海に向かって漏らす。
『そういうことを堂々と言うな。これは深海棲艦殲滅のための重要な戦いなのだ』
俺は手を後ろ手に組んだまま、きつく北上を見つめる。
第一艦隊である艦娘達の声は、俺の頭の中に流れ込んでくる。
詳しい理屈はわからないが、科学者が言うには、俺と旗艦の艦娘とはテレパシーというもので繋がっているらしい。
そして旗艦の艦娘がアンテナ代わりとなって、艦隊の他の艦娘とも会話が可能なのだ。
ちなみに、いま艦娘達と一緒にいる俺は、実は俺の実体ではない。
ここにいる俺は魂のような存在で、一種の幽体離脱のような現象が起きているらしい。
俺の本体は司令官室の椅子に座っている。
『そういうことにしときましょーかねー。可愛い子ちゃん達の前だしねー』
北上はジト目になって、第六駆逐隊である暁、響、雷、電を見つめる。
そんな北上を見て、陸奥はポコンと頭を叩いた。
『いったぁーい! 痛いじゃないのぉ!』
『そういうこと言わないって提督が言ってるでしょ? 駆逐ちゃんのレベル上げだって重要なのよ?』
『はーい、ごめんなさーい』
北上は怨みがましい涙目になって暁型四姉妹を睨む。
そしてポソッとつぶやく。
『駆逐艦、あぁ、ウザイ』
陸奥は溜息をついて北上を見下ろす。
『あ、そうそう陸奥のアネゴぉ。悪いッスねー、アネゴを差し置いて旗艦なんてやらせてもらちゃって。提督がどうしてもアタシをハイパーさんにしたいみたいでぇ〜』
『別に気にしてなんかいないわよ? 私を改造するよりも、あなたをハイパーにする方が優先なんでしょ? 私もその方がいいと思うわ』
北上はニシシと意地悪な笑みを浮かべながら、陸奥のくびれた腰を肘でつんつんする。
『本当は怒ってます? 怒ってますよね? もしかしたらあの子たちのお守りさせられて怒ってます?』
陸奥はポコンと北上の頭を叩いた。
『私にしてみれば、あなたも駆逐ちゃん達も一緒よ。お守りだって言うなら、私はあなたを含めて5人のお守りをさせられているのよ?』
『はーい、ごめんなさーい』
北上はまた涙目になって暁型四姉妹を睨む。
そしてポソッとつぶやく。
『駆逐艦、あぁ、ウザイ』
陸奥はやれやれと溜息をついて北上を見下ろす。
『駆逐艦なんて適当な遠征に出しまくって、地味ぃにレベリングすればいいのに。あいつら地球に優しい低燃費エコ娘なんだからさぁ、おつかい
[8]
前話
前書き
[1]
次
最後
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ