第1章 夢への第1歩
第6話 絆の力が穿つ穴
[5/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
を守るように、《ロックガッツ・ドラゴン》が現れる。
海堂の歓声をよそに、亜璃沙もまた、このように宣言した。
「言ったはずですよ先生!私は勝つって!速攻魔法カード、《エルフ族の魔力集約》を発動!」
カードの発動と同時に、カオス・エルフを除く4体のエルフモンスターが、カオス・エルフの手に自分達の手を重ね合わせた。
手を通じて繋がりあった5体のエルフ達を巻き込むように、巨大なオーラが発生する。
それと同時に、カオス・エルフが放った波動も更に強力な物となった。
《エルフ族の魔力集約》
速攻魔法カード
自分フィールド上の『エルフ』と名のついたモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターの攻撃力は、そのモンスター以外の自分フィールド上に存在する『エルフ』と名のついたモンスターの攻撃力の合計の数値分アップし、攻撃を無効にする事はできない。
この効果を発動する場合、このターン選択したモンスター以外は攻撃宣言を行えず、エンドフェイズ時に自分フィールド上に存在する『エルフ』と名のついたモンスターを全て破壊する。
《混沌の聖女−カオス・エルフ》
ATK/3200→ATK/12200
「こ、攻撃力12200だとぉっ!?」
「《ロックガッツ・ドラゴン》の効果も効きません!これでトドメです!」
エルフ達の協力によって勢いを増した波動は、《ロックガッツ・ドラゴン》と共に、《極彩宝石竜 グランジェム・ドラグーン》の巨体を貫いた。
グランジェム・ドラグーンは苦しそうな呻き声を上げ、眩い光を散らばせながら、消滅した。
楠田 庄司
LP/500→LP/0
「……なんてこった……まさかグランジェム・ドラグーンがやられるとは……」
「嘘だろ……いくら攻撃力が下がってたとは言え、監督の切り札を……」
「すっげぇ!やったな亜璃沙っ!!」
「すごいよ亜璃沙!まさかあんなモンスターを倒しちゃうなんて!」
「エルフ達が頑張ってくれたお陰よ。みんな、ありがとね」
亜璃沙の労いの言葉に、エルフ達はそれぞれ微笑んでから、光となって亜璃沙のデッキへ戻って行った。
「まさか、3人とも負けるとは思ってなかったぜ。これならもう文句はないな」
「そうッスね……悔しいッスけど、負けは負けッスからね」
「よしっ!それでは改めて、我がデュエル部にようこそ!これからよろしく頼むよ!」
「はい!おっしゃあ、燃えて来たぜ!」
「うん!色々と楽しみだね、遊雅!」
「私も、何だか楽しくなって来た!」
その盛り上がりに乗じて、竜兵がこんな提案をする。
「そうと決まりゃ、歓迎会だな!監督、どっか食べに行きましょうよ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ