暁 〜小説投稿サイト〜
新妹魔王の契約者〜龍剣使いの神皇帝〜
1巻
新たな義妹二人追加
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
に座ったのだった。

「やはり他の席にいたようだな、ここはファミレスにはない特別な一室だ。だがあまり緊張はしない方が身のためだぞ?」

「分かってます、ですがこの人達が織斑家の方なのですか?迅さん」

「そうだ。俺とこいつらとは同居人でな、織斑家の者で夫の方は結構な大企業の社長さんをやっている。なので俺が預かってこの二人を育てて来た訳という事だ、その前に互いに自己紹介でもしようや一真に深雪よ」

「初めまして、俺の名は織斑一真だ。よろしくな」

「初めまして。私は織斑深雪と言います、兄の妹となっていますが今回の再婚話で私の義妹になると聞いてワクワクしてました」

そう言った迅だったので、俺達はとりあえず自己紹介した後に二人も簡単な自己紹介をしたのだった。赤い髪をしたのが成瀬澪で隣にいるのが成瀬万理亜だった。迅は今回の再婚話を持ってきた事だったが、実際は親を亡くした二人娘を預かるという形となったと迅から俺達に説明をする。しかし深雪もかわいいが、今回義妹になる二人もかわいいなと思った。雰囲気だけで、普通ならドキドキするような身体付きをしている。

「・・・・でも一真さんと深雪さんが優しそうな人でよかったです」

「そりゃ、表では再婚話だったが実は亡くなった母親からの頼みを聞いた迅さんからだったからな。俺らは家族が増える事を楽しみにしていた」

斜め前に座る万理亜が、こちらに向かって「えへへー」と笑っていた。深雪と澪とは外見では一歳違いしかないのにこのような笑みを浮かべるのは、まるで鞠や雀を思い出すかのようだった。中学三年のようだが、一見幼い容姿には見える。

「年頃の男の子にしては随分と大人な雰囲気が出てますね、切れているナイフのような人だったらどうしようかと思ってました」

「私もこんなに早く兄と姉が出来るとは思わなかった。綺麗な人が義姉なんだと思うと緊張しちゃう」

「ははは。そんなに緊張しなくてもいいぞ、この二人は一見お前らと同じ歳だが中身は『迅さん?』今のは何でもない話だ。俺は織斑の旦那から言われて同居人してるだけだからなのか、俺が何か指示する前にやるからな」

そう言って来たが、俺達は緊張もしないしこの先の事も知っている。迅が会う時までは不審者に襲われるという事が何度もあったと聞くし、迅が出会った時も屑野郎に絡まれていたらしくしつこいストーカー野郎までいるそうだ。物騒な世の中になっているが、ま、俺らでガードしていれば大丈夫だろうし俺達が実は神族の者というのは知られてなさそうだ。だけどあちら側からは微量であるが魔力が伝わってくる。もう少し隠せられないのかね?と思ったが、今まで人間として暮らして来たがある日突然ウィルベルトの部下である養父母が殺された。そこから自分は先代魔王を継ぐ魔王だと聞かされてから、現
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ