第三十二話 更なる異常
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モン[冷気功!!]
全身から放たれた闘気が、周囲のデジモンを凍らせる。
グレイモンX[メガバースト!!]
途中で会ったスバルとグレイモンXもモノクロモンを撃破し、ようやく息をつける。
一輝「ふう…大丈夫か?」
レオルモン[何とかね…]
パンジャモンからレオルモンに退化し、グレイモンXもアグモンXに退化した。
スバル「お疲れアグモン」
アグモンX[うん、お腹空いたなあ…]
スバル「お家に帰ろう?きっとご飯出来てるよ」
一輝「今日はありがとな。マジで助かったよ」
スバル「あ、うん」
一輝「またな」
レオルモンを連れて逃げるように教会に向かって走り出す一輝にスバルもこちらに向かって来る足音に気づいて走り出した。
〜おまけ〜
時間軸は一時的に元の世界に帰還した時。
伊織は曲がったことが嫌いだ。
でも、最近分かってきたことがある。
世の中は白と黒じゃ割りきれない。
今まで敵として戦ってきた一乗寺賢と共闘している大輔とブイモンとは違うデジモン(大輔のもう一体のパートナーらしい)に伊織は不快感、いや、怒りを覚えた。
どうして大輔が一乗寺賢と共にいるのか。
また何か良からぬ事を考えているんじゃないか?
たった一度助けられただけで、そう考えるのは早い。
それに彼は敵とはいえ、デジモンを殺したのに。
大輔は甘いのだ。
彼はまだ改心なんかしてない。
伊織は竹刀を振りながら、そう考えを新たにした。
学校からの帰り、伊織は母から頼まれていた日用品の買い物に、田町方面へと足を向けた。
買い物を済ませ、久しぶりに通る道。
そしてしばらく歩いていると一乗寺賢が子犬に餌を与えているのを見た。
とっさに隠れようとしたが、荷物がかさばって、すぐには動けない。
音をたててしまう。
気配を感じたのか、一乗寺賢が振り返る。
賢「あれ?君は確か、大輔の後輩君だったね」
伊織「火田伊織です…どうしてその子犬に餌を与えているんですか?」
賢「ん?僕は前にこの犬に暴力をふるったんだ…だから、罪滅ぼしのためかな…。」
やっぱり彼はここでも罪を犯している。
でも、犬は彼に懐いているようだ。
犬に特別好かれる体質とか?
それはないだろう。
なら、何故?
伊織「いつから…?」
賢「正気に戻ってからかな?時々大輔と一緒に餌をやるけど」
時々、大輔と賢の関係が分からない。
協力関係にあるのは間違いないのだろうが、一日ごとに大輔と疎遠になっていく自分達とは違い、大輔と賢は長い付き合いをしているかのような友好関係のように見えた。
伊織「どうして大輔さんはあなたを親友だなんて…あんなことをしたあなたを…」
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