『Eve』
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目の前についた火
じりじり煩わしくて
辺りの不自然な
静けさに気付けない
煙草の先から
広がる夕焼けに
君も僕も
紅く染められゆく
終わりなき空気が重くて
息が出来ない
夢でも見てる気がして
それでも
瞳は閉じられずにいる
きっと動けないのだろう
君にまとわりつく
煙草のにおいが
上へ上へ昇っても
僕は此処から
抜け出せない...
僕が此処でも
ひとりぼっちなのは
闇に沈むことも
風に滲むことも
囁くことすら
...叶わないから
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