第三十一話 紅蓮の獅子
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ナモン[氷欲しい…お水飲みたい…]
氷属性を持つルナモンには砂漠の熱気は厳しいらしい。
賢「ほら、すずか。これを飲ませて」
賢は持参していた水筒を渡す。
すずか「あ、はい」
すずかは水筒を受け取るとルナモンに飲ませる。
大輔「……しかし、歩いても歩いても何も見えてこないな。これ以上歩いても何も無かったら森に戻ることも視野に入れておいた方がいいかもしれないな」
ユーノ「このままだとみんなバテてしまうかもしれないですし」
大輔の意見に頷くユーノ。
フェイトも同じように頷いた。
ルカ「…?」
ぽつぽつと建つ電信柱だけの景色を滑るように流し見していくと、その中に何か奇妙なものが見えた気がしてルカは目を凝らした。
船が浮かぶ少し大きめの池。
そして整然と並ぶ屋根がルカの視界に飛び込んできた。
ルカ「あれ…」
ルカは屋根が見えた方向を指差した。
大輔「ん?あれは!!」
大輔はルカが指差した方向を見遣ると目を見開いた。
なのは「村だあ!!」
なのはが驚きと喜びに満ちた声を上げた。
大輔「行ってみよう!!」
子供達は向こうに見える村に向かって走り出した。
子供達が辿り着いた村はサンモンの村だった。
サンモン達が住む住居はテントのようなものだ。
子供達は周りを見るとサンモン達が畑を耕していた。
畑に植えられているのは野菜と…。
アリシア「…お肉……?」
畑に植えられているのは野菜の他に漫画で出てくるみたいな骨付き肉だった。
プロットモン[へえ、ここじゃあ肉の種がよく採れるのかしら?]
アリシア「へ?お肉の種…?」
プロットモン[どうしたのよアリシア?変な顔して?お肉は畑で採れるのは常識じゃない。なのは達の世界では違うの?]
呆然としているアリシアにプロットモンは不思議そうな顔をする。
ブイモン[あー、プロットモン。違うんだよ。大輔達の世界じゃあ、肉は店に行かないと手に入らないんだよ。]
フレイモン[店じゃないと手に入らないって変な世界だな。]
フレイモンが微妙そうな顔をして言う。
ガブモンX[肉畑で取れた新鮮な肉は美味しいんだよ。]
なのは「そ、そうなんだ…」
気づくとサンモンらはコロナモンを取り囲んでいた。
どうやらコロナモンがどうやって進化したのかが気になるらしい。
[コロナモン、どうやって進化したんだ?]
コロナモン[え?あー、アリサと一緒にいたら、いつの間にか進化したんだ]
[[[へえー!!]]]
アリサ「もう馴染んでる」
大輔「やっぱり幼年期が同じだと馴染みやすいんだろうな」
コロナモン[アリサー!!サンモン達がご馳走してくれるってよ!!]
ギルモ
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