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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第457話】
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俺に気付いて何度か瞬きをする。


「……可笑しいな、ここは男子禁制の女性の園、IS学園だとパパから訊いていたんだが、何で男の君がいるんだい?」


 まるで意味がわからないと言わんばかりに俺を見、そう告げる――と、さっきまでの棒読みは何処へ、親父が――。


「君はニュースを見ないのか? 彼ともう一人の男子は男でも【IS】に乗れるから入学出来たんだぞ?」

「な、なんと!? 警備員! ハニー探しはまた後だ! 今すぐ僕をISのある所へ連れて行きたまへ! ――というか、行くッ!!」

「はあ?」


 親父の返事も待たず、脱兎の如く食堂を後にした金髪坊っちゃんの彼――てか、個人行動は下手すると拘束されかねない気がする。


「……三人とも、悪いな邪魔して。 とりあえずあのバカを拘束しねぇと……」


 言いながら駆け足で彼を追いかけ始めた親父――まるで嵐の様に出来事が過ぎ去ったのでポカンとしたままの子達が無数に居る中――。


「皆様、おはようございます、そしてごきげんよう♪」


 セシリアがそんな挨拶をしながら食堂へとやって来た――そこでポカンとしていた一同は我に返ったのか、一様に「おはよー」と返事を返したのだった。
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