第2章 闇艦娘、響
第06話
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てほしいけど、できれば一日中ずっとシてほしいけど、でも大丈夫だよ。私、待っていられるから。だって提督は私のこと愛してくれてるんだもん。いつまででも待っていられるよ」
そして響・黒は唇を重ねるだけの口づけをする。
「だから提督がエッチしてくれるの、ずっと待ってるからね」
提督は複雑な顔をしながらも、響の純粋すぎるキスを堪能する。
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どれだけの時間が経っただろうか。
全力を尽くして愛をぶつけ合った提督と響・黒は、疲労しすぎて動かなくなった身を休めながら静かに抱き合っていた。
「そうだ、すっかり忘れてたぜ。お前に任務があんだよ」
「任務? 私に?」
「お前にはおつかいにいってもらう。なぁに、簡単なもんだからよぉ。散歩がてら行ってきてくれや」
「おつかい? うん、わかったよ」
響・黒はスッと立ち上がり、脱ぎ捨てられた衣服を手に持った。
「準備ができたら、また来るよ」
「ああ、そうだな。まさか汁まみれの素っ裸で行かせるわけにはいかねぇもんなぁ。まぁ、そのまんまの格好で行ってもらったっていいんだけどもよぉ」
響・黒はクスッと笑みながら、んべぇッと舌を出して見せる。
そして全身が提督と自分の精液や体液でまみれている響・黒は、全裸のまま提督室から出て行った。
「はぁ、行ったか」
響・黒の姿が見えなくなったのを確認すると、提督はぶわわわぁと全身から闇を噴き出した。
そして闇は提督の身体中にまとわりつき、うぞぞぞぉと提督の身の上を流れうごめいている。
「ああ、マジで死ぬ思いだったぜぇ……にしても便利なもんだよなぁ、闇ってやつはよぉ。普通の人間なら絶対ぇに死んじまってるような怪我でもよぉ、一瞬にして治しちまうんだからなぁ」
響・黒を抱き終えた提督は、身体中に大怪我をしていた。
様々な箇所が複雑骨折し、関節は亜脱臼を起していて、背中には肉がえぐられた裂傷が出来ている。
そして内臓にもダメージがあり、多臓器不全を起こしてしまっていた。
そんな絶命必死な怪我を、闇は一瞬にして治療してしまう。
闇は欠損した部位を補い、壊れた個所を修復し、ダメージを負った部分を回復してくれる。
「ったく、エロいことすんのに慣れてねぇ初心者闇艦娘はよぉ、マジ殺す勢いで攻めてくるからなぁ……超天然無意識ドSってやつだぜ。気づかないうちに相手をぶっ壊しちまう、破壊的性行為をしちまってんだからよぉ……いくら俺が闇の洗礼を受けてるって言ってもよぉ、身体ぶっ壊されんのはきついっつーの」
やれやれな顔をしながら、提督は噴き出していた闇を自分の身の内に戻した。
すると提督の身体は完全回復し、傷ひとつない超健康優良児と化し
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