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東方大冒録
命蓮寺にいくことになる(18禁目指したけどだめそう)。
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ろで、スペルカードは足りてる?」
「あぁ、ちょうどついさっきなくなった。5枚くらい欲しいかな」
「5枚ね。分かったわ」

紫はまたスキマの中に手を突っ込み、スペルカードを取り出し、それを暗基に手渡した。

「ありがとな。じゃ、情報提供ありがとな。もう帰っていいぞ」

暗基はもはや邪魔者とでもいいたそうに手を振る。紫はそれを見て、

(……、こんのガキ……!!)

まじめに腹が立ってしまった。

「……、藍!!!」
「えっ」
「お呼びでしょうか?」

藍を呼んだ紫。そしていやな予感を感じた暗基。そのいやな予感は、非情にも的中してしまう。

「零が橙の書いた地図を馬鹿にしてたわよ。地図には思えない、汚いってね」
「…………、それは」
「そんなこと言ってねぇけどいやな予感する! 咲夜、ちょっと逃げようぜ!!!」

的中した気がした暗基は咲夜を連れて全速力で逃げようとしたが、なぜかてこでも動こうとしなかった。恐る恐る後ろを振り返ると、そこには、暗基が掴んでいるはずの咲夜の腕ではなく、

「本当のことか? 暗基零よ……?」
「ヒィッ!!?」

般若の藍の腕を掴んでいた。

「えっ!? なんで!? ちょっとどういうことっすかこれ!!?」
「面白そうだし、見学させてもらうわ」

咲夜が少し離れたところからそういった。つまり暗基は咲夜にはめられて、処刑への道を歩むことになってしまったのだ。

「なんでだよ!!? 頭おかしいだろそれ!!?」
「そんなの知ったことじゃないわ。単純に面白そうだと思った。それだけ」
「ふざけんなゴラァァァァアアアア!!?」
「さぁ、遺言はそれでいいんだな?」
「い、いや、遺言じゃないんですけどなにをいっ」
「問答無用!! 式弾『アルティメットブディスト』!!」
「最期まで話させて、ちょ、ま、アアアアァァァァァァァァアアアアアアアアアア!!!!!!!?」

暗基零は、弾幕のレーザーに完膚なきまでに切り刻まれた。



























「まったく、私たちの協力があることをありがたく思いなさい?」
「次に同じようなことをしたら、分かってるよな?」
「あい……。すいばぜん……」
「じゃ、私たちは帰るわね。永遠亭のことは頼んだわよ」

軽く雑巾が出来上がった後。紫と藍はご満悦の様子でスキマの中へと帰っていった。咲夜はぐちゃぐちゃになっている暗基の傍に近づき、暗基を心配した。

「零、大丈夫?」
「……、楽しんでたくせになにを言ってんだテメェは……」
「それに関しては、本当に楽しませてもらったわ」
「ちくしょう……。まさか覚えてろを2回も言うとは思わなかったなぁ……」
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