命蓮寺にいくことになる(18禁目指したけどだめそう)。
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な顔を全力で叩きつけられたため、顔を引きつらせるほかない状況にさせられている。
「どうしてこういやな顔をされるの? 私って嫌われているのかしら……?」
「自覚がないのね……」
「さすがですほんと……」
「……、せっかく次に向かうためのヒントを教えてあげようかと思ったのに、そんな態度されるなら私帰っちゃおうかしら……」
「ヨーシソノハナシクワシク」
「現金な……。まぁいいわ」
暗基の現金さに呆れながらも、紫は話を始める。
「次は永遠亭に行って貰えるかしら?」
「永遠亭か……。あそこは逆にマガイモノにされてないほうがおかしいからな……」
「さすが零。知識だけはあるようね、感心感心」
永遠亭。蓬莱山輝夜、八意永琳を筆頭とした、月の国から逃げてきたと言っている輩が、月の国の連中から隠れるための建物であると暗基は現実世界では解釈している場所である。その中には、月から逃げてきた月の兎、鈴仙・優曇華院・イナバ、知らないうちに妖怪兎になってしまったという因幡てゐ、あとは永遠亭があるとされる迷いの竹林のどこかに、不老不死となってしまった悲しい過去を持つ少女・藤原妹紅がいたはずだ。
「まぁ、零は知識はあるけど場所が分からないだろうから、これを頼りに行けばいいわ」
「ん?」
そう言って紫は二つ折りにしてある1枚の紙をスキマから取り出して暗基に渡した。それを暗基は確認してみると、なにかよく分からないものがごちゃごちゃと書いてあるが、何を書いているのかさっぱりわからなかった。
「なぁ、これはなんだ?」
「地図よ」
「……、は?」
「いやだから、地図」
紫は、このいったい何を書いているのかとても理解できないものを、地図と言った。それに対して信じられず、多少の怒りを覚えた暗基は紫に確認をとる。
「オーケイ、これが地図だったとしよう。書いたのは誰だ?」
「橙よ。察してあげて」
「あっ……」
暗基は即座に察した。橙は紫の式でもあるが、本来は藍の式である。そして藍は橙のことを無駄にと言っても過言ではない程に可愛がっている。それこそ、橙を泣かせてしまったら命が1つ消えるのと言っても過言ではないほどに。そんな橙が書いた地図をバカにしたら、それはすなわち暗基の死を意味する。
「……、おれ確実にぬっ殺されるじゃないですかーやだー……」
「そういうこと。あなたはただでさえ悪戯のせいで藍に嫌われているのだから、気をつけておくことんね」
「ウ、ウス……」
「あなた、あの過保護キツネに嫌われるようなことをしたの?」
「まぁ、ねぇ……?」
「ねぇじゃないわよねぇじゃ。とこ
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