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転生とらぶる
マブラヴ
0852話
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アのその質問に、スレイもまた頷く。

「そうだな。男としてのアクセルというよりは、シャドウミラーの代表としてのアクセルに興味があるように思えた。……もっともそれを考えれば、それこそアクセルに1人で向かわせるのは色々と危険な気もするが」
「どれだけ信用がないのやら。……ともかく、向こうは既に待っているって話だし、行ってくるよ」

 そう告げ、レモン達の見送りを受けながら家を出る。





 転移区画からマブラヴ世界のゲートに転移し、空間倉庫から出したサラマンダーで以前に向かった基地へと向かう。
 ちなみに、当然ながらここはオーストラリア国内なので、空を飛ぶのには許可が必要だ。普通であれば他国に対してそう簡単に自国内での飛行の許可は出さない……あるいは出せないものだが、現在のオーストラリアはアジア各国からの臨時政府が存在しているので、多少その辺は緩くなっている。更にここでもシャドウミラーという国家の実力がものを言っており、他の臨時政府よりもスムーズに許可を得る事が出来る。
 ちなみに、その力関係を決めたものの1つに、ゲートを襲撃した中佐の件があったりするんだが……あの中佐、色々な意味でオーストラリアの足を引っ張っているな。
 それも裏で糸を引いていたアメリカの計算通りなのかもしれないが。
 ともあれ、以前にも来た基地の離着陸場へとサラマンダーで着陸すると、そのまま出迎えに来た軍人の前でサラマンダーを空間倉庫に格納する。
 尚、出迎えに来た軍人は例によって例の如く、俺と色々と関わりがある人物だった。以前にも俺の案内役をさせられたのを思えば、この基地の中では既に俺の担当と目されているのだろう。

「お久しぶりです、アクセル代表」

 こちらへと向けられる視線に好意が宿っているのは、アラビア半島での防衛戦の影響か、はたまたシャドウミラーがオーストラリアを窓口にすると正式に決まったからか。

「ああ、久しぶりだな。それで、話は聞いているか?」
「はい、香月博士は既にお待ちしていますのでこちらへどうぞ」

 そう告げ案内されたのは、基地の中でも端の方にある建物。……そう、俺がこの基地の上層部の連中と初顔合わせをした場所だ。
 指紋やら眼球やらのチェックを終えた兵士へと声を掛ける。

「ここなのか?」
「はい。その、私には分かりませんが、色々と特殊な立場な方らしいので、その対策だとか」
「色々と特殊な立場、ねぇ」

 確かに日本の軍事基地の副司令官にして科学者というのは間違いなく特殊な立場だろう。だが、それだけじゃないな。恐らくはまだ何かがあると見るべきだ。
 そんな風に考えながら、建物の入り口で護衛の兵と別れて中へと入っていく。
 そのまま通路を進み、以前に使った会議室の扉への前へと到着する。
 中か
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