第十話 一戸大尉!日舞は日本起源!その十一
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「右も同じだ」
「極右になると、ですね」
「そうなるんですね」
「世の中は円、球体だからな」
回っていくと、というのだ。右に行くにしても左に行くにしても。
「果てはだ」
「結局は、ですね」
「一緒になるんですね」
「左も右も行き過ぎると」
「ああしたモドキ作る様になるんですか」
「モドキはモドキでもガンモドキはいい」
精進料理で鳥の雁の味を再現したものだと言われている、だからガンモドキと呼ぶのだ。これが実に美味い。
「しかし漫画モドキ、ライトノベルモドキはだ」
「どういうものにしてもですよね」
「碌なものじゃないですね」
「そうだ、あと最終回が駄目だとな」
こうした作品はというと。
「がくりとくる」
「ああ、ブラッド何とかとか」
「あと魔法何とかとか」
「作者も最終回観て怒り狂いましたからね」
「どっちも」
「全くだ、終わりよければ全てよしだ」
太宰治にしても最後の一文がいい、だからこそ太宰の作品は名作揃いなのだ。尚太宰は終戦時に素直に戦争を支持していたことと皇室への敬意を述べている。太宰も様々な問題があったが少なくとも卑怯ではなかった。
「終わりが駄目だとな」
「もう全部駄目になりますからね」
「最終回観て呆れるとか」
「これが一番駄目ですから」
「何とかシーにしても何とか戦争にしても」
「何とかシード運命は問題外にしても」
あの夫妻、いや負債は二度と作品に関わるな。ふざけるなと二人は思いながら言った。決して作者の心の言葉ではない。
「声優さん何だと思ってるんだっていうか」
「スタッフと作品を馬鹿にするな、ですよ」
「もうね、あれだけの素材をどこまで駄目にしたんだと」
「作品を私物化してますよ、完全に」
「あれならまだアゲの方が遥かにましです」
「あっちは三世代を少なくとも描き終えました」
「あの負債は確かにゴミだ、屑だ、カスだ、納豆を食べた後のパックのぬめり以下だ」
悪田部も徹底的に言う。
「モドキレベルだ」
「ですね、伝統あるシリーズを穢した」
「究極の屑ですね」
「最終回を観てだ」
テレビでだ。
「私はテレビを窓の外に投げたい衝動にかられた」
「俺その瞬間テレビにギャラクティカファントム飛ばしたよ」
「俺ブーメランテリオスです」
どちらも左腕の技だ。
「何ていうかその」
「怒りが収まらないで」
「いや、思い出しても腹が立ちますよ」
「本当に」
「全くだ、もっともこう書いても読者さんの怒りを思い出させるだけだ」
視聴されていた人申し訳ありません。
「本題に入ろう」
「はい、それですね」
「とりあえずですよね」
「今度はですね」
「日舞ですか」
「その勝負ですよね」
「君達は日舞は出来ないな」
それを絶対の前提とし
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