閑話 お養父さん、怒る
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村ってーシュロ君にもなんか言い寄ってるじゃんー?
気に入らないしー」
・・・!
ピンときた
ヒナタと顔を見合わせる
そうか、原因はサスケだけじゃなくてシュロにもあったか・・・
つーかこのじゃんじゃん女、シュロのこと好きなのか・・・
「シュロは性格ブスは嫌いだぞ」
「うっさいわねチビ!」
・・・真っ当なアドバイスだったと思うんだけど・・・
「とにかく・・・!イカリちゃんにこれ以上ちょっかい出さないで!
仮にも忍者を目指す人間がして良いことじゃ・・・ううん
人として、して良いことじゃないよ・・・!」
・・・・・・
ヒナタが思わず怒鳴り、一瞬静けさが襲う
直後、いじめっ子共は腹を抱えて笑いだした
「うける!マジうける!何それ、根暗のわりにツボ押さえてる・・・!」
「ムキになって怒鳴ってやがんのー!
うっわ、もう一回聴きたいっ」
「つーかうちら、別に忍者なろうと思ってないしー」
・・・ん?
「・・・なんでアカデミー来てんだよ」
「えーうちの親が行っとけっていうからー」
「普通のガッコよりぃ かっこいい子多いんだよねー」
「なんかアカデミーの方が、頭よさげ?みたいな?」
・・・ふざけてんのかコイツラ
揃いも揃って馬鹿ばかり、救いもねえバカしかいねえのか
ヒナタもオレも、忍者に成りたいという心を踏みにじられ、怒りしか湧いてこない
あのヒナタまでもが拳を握りしめて、血を流しているのだ
忍者として今まで続いて来た家を、侮辱しているのだこいつ等は
・・・ふざけるな
ヒナタと目を合わせて、構えた
アカデミーで習う基礎の体術の構え
その意味を理解したグループは途端に顔色が変わった
此方くのいちクラス五指に入る体術使い、ヒナタ
彼方短期なら男子No2のシュロと打ちあえるこのオレ
サボリ常習犯の問題児女子グループ、言わずもがな、成績は最下位・・・
実技なんて汚れるからしないとか言いだす輩ども
瞬時に力の差を感じ取ったのか慌て始めた
問答無用、このまま引き下がれるか
大人げないとは思いつつも、こいつらは忍びになりたいと思って入学した奴全てを侮辱した
許してなるものか!
飛びだそうとした瞬間、轟音を立てて教室の引き戸が開け放たれた
「ならば即刻アカデミーより立ち去れ!!」
数人の教師を引き連れて乱入してきたのは、1人の老人
オレはこいつを知
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