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リリカルアドベンチャーGT〜奇跡と優しさの軌跡〜
第三十話 新たな仲間
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ルカ「誰…?僕は…」
大輔「大丈夫だ。助けに来た」
ルカ「助けに…?」
賢「ここから出よう。ここを爆破しないと」
なのは「爆破って…どうやって…?」
賢「こういう違法研究施設には秘密保持の為に自爆装置が取り付けられている物さ。運よくここの電気系統は生きているから、ここからメインコンピュータにハッキングして自爆装置を作動させる。すずか、サポートを!!」
すずか「はい!!」
賢とすずかは機器を弄り始めた。
子供達とデジモン達は静かに賢とすずかの作業を見守るのみ。
賢「…よし!自爆装置を作動させた!!10分以内にこの施設から脱出するんだ!!」
大輔「皆、脱出だ!!」
子供達は自爆の警告が鳴り響く施設を駆ける。
途中で見た人造生命体達にどうか安らかに眠れるようにと願いながら。






























研究施設が凄まじい轟音をたてて爆発した。
この爆発では恐らく施設内の死体は完全に塵となっただろう。
子供達とデジモン達は黙祷を捧げた。
ルカはそれをただ静かに見守っていた。






























フェイト「まだ、あそこにいるんだ…」
アリサ「仕方ないわよ。あんな最低なとこでも自分が生まれた“場所”なんだから」
すずか「そうだよね…」
大輔「ルカ」
ルカ「…?」
振り向いたルカに大輔は手を差し出す。
大輔「一緒に行こう。今日から俺達がお前の居場所になるから」
ルカ「居場所…?」
大輔「一緒にデジタルワールドを冒険しよう。だから仲間になって欲しい」
ルカは大輔を不思議そうに見る。
ルカが知る人間という生き物はこちらを道具のように見て扱い、能力が低ければゴミのように廃棄する傲慢な生き物であった。
大輔「今までされてきたことを考えれば当然だよな。信じられないのは。でもルカ。俺はお前を道具だなんて考えていない。信じてくれ」
ルカ「…うん」
大輔「もし、裏切ったら…そうだな。いくらでも怨んでもいいから」
ルカ「…分かった」
こうして大輔達は新たな仲間を得て、一夜を明かした。

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