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戦国異伝
第百九十話 龍王山の戦いその一
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うことはというと。
「織田の大軍に戦を挑んだのは見事、しかし」
「しかしですか」
「それでもと」
「夜襲はすべきではなかった」 
「夜襲はですか」
「それがよくなったのですか」
「そうじゃ」
 それで、というのだ。
「夜襲を仕掛けても勝てる相手ではないわ」
「織田の大軍はですか」
「そうだったのですか」
「そうじゃ、織田信長はな」
 例え夜襲を仕掛けようともというのだ。
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